昨晩は石川県の株式会社久世酒造店さんが醸す、長生舞(ちょうせいまい)「大吟醸」山田錦カップをいただきました。
ゴールデンウィークに山中温泉に遊びに行った時に購入してきたものです。宿泊したホテルのはす向かいにある酒販店さんで、ちょうど試飲販売をしておられました。風の強い日で、店頭のテントが飛ぶような勢い。自分が行った時には実際飛ばされ、何本か割れてしまっていました。風よけのテント張りを自分たちが手伝って、試飲販売にこぎつけました(笑)。試飲した印象では全体的に香りは抑え目で、醗酵はしっかり進んでおり辛口旨口なお酒が多かった印象。
このカップ酒は手軽に大吟醸を味わってもらいたいと言う思いから、地元向けに販売しているものだそうです。
ラベルに書かれている内容を抜粋すると、
酒米の最高峰、山田錦を精白40%まで磨き、仕込水は自社地下水(硬水7.62°)を使い、丁寧に造ったこだわりの大吟醸です。
とあります。なるほど~、あの醗酵感は硬水からくるものだったんですね。
カップ酒と言うことで、いつもの一合蛇の目に移すことなくいただきます。上立ち香は、穏やかながら、イグサを感じさせるように香ります。この時点ですでに複雑なイメージを醸し出しています。
含むと、穏やかな甘味。石川の田園風景を思わせるような、高さの揃った稲穂よろしくなだらかです。香りから繋がるような複雑さはなく、比較的わかりやすく旨味を表現してきます。ここで胸の辺りが熱くなる…、久しぶりの感覚。
もう一度注意深く含む。カツっとくる旨味が、平に引き伸ばされ扇状に広がっていきます。後半は徐々に引き上げていく感じ。旨いっす。生貯蔵酒ということで一回火入れですが、生でも飲んでみたかったなぁ。
長生舞(ちょうせいまい)「大吟醸」山田錦カップ データ
醸造元 | 株式会社久世酒造店(石川県河北郡津幡町) |
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使用米 | 山田錦40%精米 |
使用酵母 | 金沢酵母 |
アルコール度 | 15度 |
仕込水 | 自社地下水(硬水・7.62度) |
杜氏 | 北川真治(能登杜氏) |
製造年月 | 27/11 |
容量 | 180ml |
価格 | 300円(税込み) |
購入 | 加賀地酒蔵 辻酒販 |
長生舞(ちょうせいまい)「大吟醸」山田錦カップに関するリンク
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