昨晩は宮城県の株式会社新澤醸造店さんで醸す、DATE SEVEN(伊達セブン)「純米吟醸」Sparkling episode2をいただきました。
昨年から始まった「DATE SEVEN」は、宮城県の7軒の酒蔵「勝山」「墨廼江」「伯楽星」「山和」「萩の鶴」「宮寒梅」「黄金澤」が集い、一つの酒を造り上げるプロジェクトです。
酒造りの工程を7つに分けて、各酒蔵のメンバーが毎年順に代わって担当していき、7年で一巡したら活動を終える期間限定です。
2年目の今年はリーダーが伯楽星の新澤さんで、新澤醸造店さんで醸されました。昨年は入手できなかったが、大好きな伯楽星ということで何とか入手できて良かったです。
sevenと言うことで、毎年7月7日午後7時に解禁されるこのお酒、今年もなかなかの人気のようです。先日の東京出張時に、granstaのはせがわ酒店さんでお一人様一本となっているのを見つけたが、その後の行動を考えると購入できませんでした。その晩、もってぃの店(希紡庵さん)ではじめて飲ませていただき、あまりの美味しさに買って送るべきだったと後悔しました。
後日、はせがわ酒店さんのWEBshopで、購入したい酒がそこそこあったのでまとめて購入に至りました。まだあって良かった♪。
さて、今回の役割分担は、
リーダー&精米 | 新澤巌夫さん(新澤醸造店「伯楽星」) |
---|---|
洗米 | 川名由倫さん(川敬商店「黄金澤」) |
蒸し米 | 伊澤平蔵さん(仙台伊澤家勝山酒造「勝山」) |
麹 | 岩崎健弥さん(寒梅酒造「寒梅」) |
酒母 | 佐藤曜平さん(萩野酒造「荻の鶴」) |
醪 | 伊藤大祐さん(山和酒造店「山和」) |
搾り | 澤口康紀さん(墨廼江酒造「墨廼江」) |
裏ラベルには、
今期の舞台は「伯楽星」を醸す新澤醸造店。我々が挑んだのは「究極のスパークリング清酒」。控えめながら心地よい果実香と優しい甘さ。そこに極め細やかで上質な泡が見事に融合。
7蔵の技術と情熱の結集がここに。
~ DATE SEVEN EPISODEⅡ ~
とあります。果実香と優しい甘さ。極め細やかで上質な泡が見事に融合♪、楽しみです。
シャンパンブテイユボトルと言うことで、鉛(現在はアルミ?)のキャップシールを剥がすとキャップが針金でねじって止めてあります。頭を指で抑え、クルクルと針金を緩めていく。毎度緊張の瞬間。シュポンっと気持ちよい音と共に、キャップが外れる。いかにもスパークリングらしい♪。
いつもの一合猪口ではなく、吟醸酒グラスに注ぎます。上立ち香は非常に穏やかで、明確でないもののマスカットのように香ります。
含むと、シュワっとくる細やかな炭酸が、爽やかさとすっきり感をもたらしとても心地よい。炭酸から来る苦味で甘味を少し隠しているか?。とても飲みやすいです。
もう一度注意深く含む。舌が炭酸に少し慣れたのか?、先ほどよりもほのかな甘味を見つけやすい。アルコールが低めということもあり、清涼感とともにすいすいと喉を通っていきます。旨いっす。
肉厚ガラスを使用したボトルということもあり、その重さからまだ残っているだろうと思っていたら、出てこない。開栓飲み切りでした。
DATE SEVEN(伊達セブン)「純米吟醸」Sparkling episode2 データ
醸造元 | 株式会社新澤醸造店(宮城県大崎市) |
---|---|
使用米 | 宮城県産蔵の華55%精米 |
使用酵母 | DATE SEVEN 酵母 |
日本酒度 | -2 |
酸度 | 1.5 |
アミノ酸度 | 1.1 |
アルコール度 | 13度 |
杜氏 | 新澤巌夫(兼蔵元) |
製造年月 | 2016/07 |
容量 | 720ml |
価格 | 2,200円(税込み) |
購入 | はせがわ酒店 |
DATE SEVEN(伊達セブン)「純米吟醸」Sparkling episode2に関するリンク
日本酒ガイド > 宮城県 > 伯楽星(はくらくせい)株式会社新澤醸造店
DATE SEVENに関しては、SAKETIMESさんに寄稿されている空太郎さんの記事が秀逸なのでリンクを貼っておきます。
SAKETIMES > 宮城県の7つの蔵が力を合わせた「DATE SEVEN」、2016年の新酒はスパークリング日本酒!
DATE SEVEN(伊達セブン)「純米吟醸」Sparkling episode2に関するブログ
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