昨晩は山口県の八百新酒造株式会社さんが醸す、雁木(がんぎ)「純米」ノ壱無濾過生原酒をいただきました。
※1.雁木(がんぎ)「純米吟醸」無濾過生原酒を飲んでから、すっかりファンになってしまった筆者です。しかし、残念ながらいつも行く酒販店さんには扱いがないので、今回もお取り寄せいたしました。
ノ壱とは、平成12年に始まった雁木はこのワンアイテムだったことからのネーミング。雁木の原点とも言えるお酒です。昨年までは掛米に五百万石が使われていたようですが、全量山田錦になっております。ちなみに最初に飲んだ雁木(がんぎ)「純米吟醸」無濾過生原酒は「ノ弐」となるようです。
装いも新たになったようで、以前はセンターの銘柄の隣に、平仮名でルビがふってありましたが、現在は下にアルファベットで書いてあります。ちょっとお洒落になってます。細かいところで嬉しい情報として、製造年月とは別に、上槽年月のシールが裏に貼ってあります。
オフィシャルサイトの商品紹介には…、
雁木のベーシックの一つ。初めて世に出した雁木。和水(加水)せず、火入せず、濾過せず、搾った酒の持ち味をそのままボトルに詰めました。「ノ壱」はのびやかでしっかり味がのった生命力溢れるお酒です。
とあります。生命力溢れるお酒♪、楽しみです。
上立ち香は穏やかながら心地よく、梨を思わせるように香ります。純米と言う特定名称からすると、自分がこれまでに飲んだ物差しではありますが、香りの量も一般的で邪魔になることもなさそうで好感がもてます。
含むと、旨い!。圧力のようなものを感じさせるわけではないが、旨みを口中に膨らませる様は、天空の城ラピュタで出てきた龍の巣のよう。結構な勢いで、もこもこと盛り上がる夏雲。なるほど、生命力溢れるイメージです。
もう一度注意深く含む。僅かな酸の下支えで形が崩れることもなく、きちっと旨みを表現してきます。甘味はほのかで、食が進むことで増幅するものの控え目。気がついたら盃は空になっている。溶け込むわぁ、するする馴染む。旨いっす。
雁木(がんぎ)「純米」ノ壱無濾過生原酒 データ
醸造元 | 八百新酒造株式会社(山口県岩国市) |
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使用米 | 山田錦60%精米 |
使用酵母 | 協会1501号酵母 |
日本酒度 | +3 |
酸度 | 1.8 |
アルコール度 | 17度 |
杜氏 | 小林久茂(兼蔵元) |
上槽年月 | H28.5 |
製造年月 | 2016/09 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,280円(税別) |
購入 | はせがわ酒店 |
雁木(がんぎ)「純米」ノ壱無濾過生原酒に関するリンク
日本酒ガイド > 山口県 > 雁木(がんぎ)八百新酒造株式会社
雁木(がんぎ)「純米」ノ壱無濾過生原酒に関するブログ
※1.2015/11/26 雁木(がんぎ)「純米吟醸」無濾過生原酒
雁木(がんぎ)「純米吟醸」無濾過生原酒
山口県の八百新酒造株式会社さんが醸す、雁木(がんぎ)「純米吟醸」無濾過生原酒を飲んだ感想。心地よい甘味が、嫌味なく酸とバランスをとり広がってきます。平面状の広がりでなく、立体的に深みをも感じさせるよう。
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