昨晩は京都府京都市伏見区の松本酒造株式会社さんが醸す、澤屋まつもと(さわやまつもと)「純米吟醸」守破離(しゅはり)雄町をいただきました。
飲みたかった守破離(しゅはり)シリーズということで、「純米」守破離(しゅはり)五百万石、「純米大吟醸」守波離(しゅはり)山田錦、「特別純米」守破離(しゅはり)愛山と飲んできましたが、それに続く第四弾です!。
以前は記載のあった特定名称がラベルにありませんが、分類上勝手ながら特定名称をタイトルに入れました。本来特定名称をうたうには、使用米には等級が必要(等外米は不可)であったり、指定外の添加物(米アルコールも含む)は不可など条件がありますが未確認です。ご了承ください。
守破離(しゅはり)の言葉の意味は、先日の記事、※1.澤屋まつもと(さわやまつもと)「純米」守破離(しゅはり)に記載いたしましたのでご参照ください。
日本酒の本当の価値は酒米の産地にあると言う蔵元の考えからリニューアルが進められ、この雄町も守破離シリーズの仲間入りをしたようです。
ラベルには…
“Rice is the essence of all”
“原料に勝る技術なし”
岡山県産雄町は150年以上一度も品種改良されていない野性的で様々な味の表現の可能性を秘めた酒米です。
雄町は山田錦や五百万石の交配のルーツになります。
-発酵した際の自然な炭酸ガスが少量含まれています-
-開栓後は立てて冷蔵庫にて保管してください-
-大きめのグラスで5℃~20℃でお楽しみ下さい-
とあります。雄町の表現はいかに…。
まずはいつもの一合お猪口に7分目まで注ぎます。これまでに飲んだ守破離と同じように、火入れにもかかわらず細かい炭酸の気泡がつきます。
上立ち香は非常に穏やかで明確でないものの、マスカットのように香ります。今回も吟醸酒グラスに移し替えることで表現することができました。
含むと、こちっとした枠のある旨みのかたまりが、酸と共に程よい大きさで口中に飛び込んできます。何と表現して良いのかわからないが、この大きさの割に飲みごたえがあり、同時に安心感まで与えてくれます。僅かなガス感も手助けしているか?。
もう一度注意深く含む。飲み進むごとに増していく安心感。複雑な味わいの中にも一定のストーリーがあり、酸だけでは表現できないような縁取り。後半は終始同じように締める。最後のところがびしっと揃うと、何とも気持ちがいいものです。横書き文章の右サイドがびしっと揃っているようなあの感覚。旨いっす。
残念ながらこのブログはフォントの関係で旨く揃っていません。
澤屋まつもと(さわやまつもと)「純米吟醸」守破離(しゅはり)雄町 データ
醸造元 | 松本酒造株式会社(京都府京都市伏見区) |
---|---|
使用米 | 岡山市中区産雄町55%精米 |
アルコール度 | 15度 |
仕込水 | 鴨川水系木津川水系伏流水(中硬水硬度75) |
杜氏 | 松本日出彦(兼蔵元) |
製造年月 | 2016/10 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,550円(税別) |
購入 | はせがわ酒店 |
澤屋まつもと(さわやまつもと)「純米吟醸」守破離(しゅはり)雄町に関するリンク
日本酒ガイド > 京都府 > 澤屋まつもと(さわやまつもと)松本酒造株式会社
澤屋まつもと(さわやまつもと)「純米吟醸」守破離(しゅはり)雄町に関するブログ
※1.2016/05/24 澤屋まつもと(さわやまつもと)「純米」守破離(しゅはり)
澤屋まつもと(さわやまつもと)「純米」守破離(しゅはり)
京都府の松本酒造株式会社さんが醸す、澤屋まつもと(さわやまつもと)「純米」守破離(しゅはり)を飲んだ感想。ふつふつと見えてくる甘味が何とも可憐。まるで気泡の一つ一つが弾けるたびに、僅かずつ甘味の花びらを振りまいているよう。
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