昨晩は愛知県の勲碧酒造株式会社さんが醸す、勲碧(くんぺき)「大吟醸」山田錦斗びんどり雫酒をいただきました。
春の勲碧酒造蔵開放の時に、「大吟醸」出品酒、「純米大吟醸」あらばしり、「純米大吟醸」50無濾過生原酒、「純米吟醸」夢吟香無濾過生原酒、「純米吟醸」氷温熟成と6本購入してきましたので、順に紹介していくシリーズ第6弾、ラスボスです。
出品酒と何が違うのかが正直わかりませんので、今度専務に合った時にでも確認してまいります。価格が随分違いますが木箱代だけでは、ここまでの違いは出ないはずなので、おそらく出品酒の設定自体がお値打ちなんだと思われます。
裏ラベルには、
この大吟醸「斗びん雫酒」は、酒造好適米山田錦を一〇〇%使用し精米歩合四〇%まで磨き上げ、地下一〇〇米から汲み出した清冽な天然地下水と、蔵元のこだわりの十号酵母で仕込んだ、蔵の自信作です。袋より自然に滴るお酒のみ斗びんに取るしぼり方法で一つの仕込みから三十数本ほどしか取れない貴重品です。奥行きのある香りと、品の良い米の旨みをお愉しみ下さい。
とあります。蔵開放の有料試飲で、この時とばかりに飲んではいましたが、このお酒を自宅でじっくり飲むのは初めてなので、楽しみです。
開栓後二週間が経過しています。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。僅かに黄色いようにも見えるが、ほぼ無色で澄んでいます。
上立ち香は、このクラスとしては穏やかで、大人しいもののメロンのように香ります。ほんのりバナナも含まれ、雰囲気の良い香りです。
含むと、さすがの斗びんどり!、凝縮されたような密度の高い綺麗な旨み。アルコールから滲み出るかのようなオイリーなタッチが、柔らかさと優しさを兼ね備える。後半は短めながら、幕引きをためらうかのような細い余韻を残す。
もう一度注意深く含む。この凝縮感!、これはミュージカル仕立ての映画だ!。質の高いキャッチーな歌が盛り込まれ、気分が良くなり、踊りたくなる♪。「僕も同じこと考えてたんだ。だって… 」そんな扉を開いてくれるようなお酒でした。旨いっす。
勲碧(くんぺき)「大吟醸」山田錦斗びんどり雫酒 データ
醸造元 | 勲碧酒造株式会社(愛知県江南市) |
---|---|
使用米 | 山田錦40%精米 |
使用酵母 | 協会10号酵母 |
アルコール度 | 17度 |
仕込水 | 木曽川伏流水(中軟水) |
杜氏 | 村瀬公康(兼蔵元) |
製造年月 | 2017/04 |
容量 | 720ml |
価格 | 5,000円(税別) |
購入 | 勲碧酒造株式会社 |
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