昨晩は茨城県の結城酒造株式会社さんが醸す、結ゆい(むすびゆい)「純米吟醸」まっしぐら亀口直汲みをいただきました。
このお酒も、結城酒造さんを見学させていただいた後、池田酒店さんに連れて行ってもらい購入してきたものです。素晴らしい品ぞろえの酒販店さんで、他にも何本か購入してきたので順に紹介していく第三弾です。
結ゆいの亀口直汲みは、これまで山田錦、備前雄町、赤磐雄町と飲んできましたが、いずれも濃密な甘味が心地よいお酒でした。また使用米のまっしぐらは飯米ですが、酒造りにおいても優れており、これまでに陸奥八仙で体験しておりますが、それはそれはすんばらしいお酒でした。
ここで、「まっしぐら」についておさらいしておきます。
「まっしぐら」は青森県農業技術センター農林総合研究所が、母株に「奥羽341号」、父株に「山形40号」を交配、育成と選抜を重ね開発、2005年3月に青森県の奨励品種になりました。コシヒカリのひ孫、あきたこまちの孫にあたる飯米です。2007年に行われた青森県工業総合研究センターでの醸造適性調査では、砕米率も低く、アミノ酸生成、粗蛋白も低いことがわかり、酒米として適していることが報告されています。
さて、どんなお酒なのか?、楽しみです。
いつもの一合蛇の目猪口に、八分目ほど注ぎます。滓が少しだけからんでいて、白いものが浮遊します。濁りというほどではなさそうです。旨そう♪。
上立ち香は、程よく華やかに、パインを思わせるように香ります。ここのところすっかりこの香りの虜になっております。自分の中での吟醸香の理想で、強めではあるが嫌味でない、いい香りです。
含むと、ジュワっときたぁ、メリハリのある甘味。45%まで磨かれていることから想定していた甘味よりも強く、しっかりと結らしく甘味がブルンブルンしています。あの雄町の純米大吟醸の逆パターンです。純米吟醸らしさを存分に堪能させてくれます。旨いなぁ。
もう一度注意深く含む。いいリズムだなぁ。メリハリある甘味ながら、軽快なステップ。こ、これはフィンランド出身の元フィギュアスケート選手、キーラ・コルピさんだ!。スケート選手の割に?、メリハリボディー、甘い顔、そして絶妙なステップシークエンス!。旨いっす。
あっ、ちなみに※1.あの雄町の純米大吟醸は、瞬殺してしまったので追加発注しちゃいました。
結ゆい(むすびゆい)「純米吟醸」まっしぐら亀口直汲み データ
醸造元 | 結城酒造株式会社(茨城県結城市) |
---|---|
使用米 | 青森県産まっしぐら45%精米 |
日本酒度 | -1 |
酸度 | 1.6 |
アルコール度 | 16度以上17度未満 |
仕込水 | 鬼怒川系伏流水(軟水) |
杜氏 | 浦里美智子(兼蔵元) |
製造年月 | H29/04 |
容量 | 1.8L |
価格 | 3,000円(税別) |
購入 | 池田酒店 |
結ゆい(むすびゆい)「純米吟醸」まっしぐら亀口直汲みに関するリンク
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結ゆい(むすびゆい)「純米吟醸」まっしぐら亀口直汲みに関するブログ
2017/07/20 ※1.結ゆい(むすびゆい)「純米大吟醸」赤磐雄町池田酒店別誂
結ゆい(むすびゆい)「純米大吟醸」赤磐雄町池田酒店別誂
茨城県の結城酒造株式会社さんが醸す、結ゆい(むすびゆい)「純米大吟醸」赤磐雄町池田酒店別誂を飲んだ感想。パインジュースの綺麗な甘味、非常に僅かな酸味、滑り良い喉ごし、綺麗な引き際。一連の流れはまるで、海開き当日の朝、待ち遠しく眺める穏やかな白波。
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