昨晩は富山県の富美菊酒造株式会社さんが醸す、羽根屋(はねや)「純米大吟醸」しぼりたて無濾過生原酒をいただきました。
四季醸造の富美菊酒造さんの場合、ありがたいことに通年でしぼりたてに近い、※1.羽根屋(はねや)「純米吟醸」煌火(きらび)生原酒を飲むことができます。(このお酒は※2.由紀の酒 Best of the year 2013に輝いております。)また、実に4年ぶりの出荷となった※3.かすみざけや、究極のしぼりたて※4.羽根屋(はねや)「純米吟醸」プリズム究極しぼりたても出しておられます。
そんな中、あの※5.翼のしぼりたて無濾過生原酒が出荷されると言うので購入いたしました。
裏ラベルには、
しぼりたてのフレッシュな味わいを無濾過で瓶詰。フルーティーで綺麗な味わいと新酒の躍動感を生かしました。今だけの特別数量限定品です。
とあります。新酒の躍動感を堪能させていただきます。
いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。色はほとんどなく、綺麗に澄んでいます。
上立ち香は、比較的華やかにマスカットを思わせるように香ります。利きなおしてみると、シイタケのようでもあり、パインと感じるときもある。なかなかの七変化で楽しませてくれます。
含むと、ん~♪これこれ、この綺麗な甘味。煌火(きらび)と飲み比べてはじめてわかる、10%の精米歩合の違い、美しい。しかし楽しませてくれる時間は長くはなく、辛口の表情を見せて去っていきます。
もう一度注意深く含む。一見単なる綺麗な甘味だが、じっくり見るとそのカラーの違いがよくわかる。真珠の玉と言うよりは、アワビの貝殻のよう。波打っている分、光が乱反射し、その色の違いが飛び込んでくる。この辺りは原酒らしさなのだろうか。酸がいい仕事をしています。しかし、青、赤、黄と言ったようなビビットなものでなく、馴染んでいます。旨いっす。
羽根屋(はねや)「純米大吟醸」しぼりたて無濾過生原酒 データ
醸造元 | 富美菊酒造株式会社(富山県富山市) |
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使用米 | 五百万石50%精米 |
日本酒度 | ±0 |
酸度 | 1.3 |
アルコール度 | 16度 |
杜氏 | 羽根敬喜(兼蔵元) |
製造年月 | 2017/09 |
容量 | 1.8L |
価格 | 3,703円(税別) |
購入 | はせがわ酒店 |
羽根屋(はねや)「純米大吟醸」しぼりたて無濾過生原酒に関するリンク
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羽根屋(はねや)「純米大吟醸」しぼりたて無濾過生原酒に関するブログ
2016/08/15 ※1.羽根屋(はねや)「純米吟醸」煌火(きらび)生原酒28BY
富山県の富美菊酒造株式会社さんが醸す、羽根屋(はねや)「純米吟醸」煌火(きらび)生原酒28BYを飲んだ感想。すべる甘味、テーブルの上を53枚のカードが扇状に一気に広がり滑るように。すべて滑り落ちたかと思いきや、偶然一枚だけテーブルに残ったカードの余韻。
2013/12/31 ※2.由紀の酒 Best of the year 2013
由紀の酒-日本酒談義-管理人が勝手に選ぶ、由紀の酒 Best of the year。2013年にいただいたお酒の中でもっとも心に残ったお酒を紹介いたします。
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富山県の富美菊酒造株式会社さんが醸す、羽根屋(はねや)「純米吟醸」かすみざけを飲んだ感想。パウダー様の口当たりの中に、先ほどよりもコチっとした強めの旨みがのる。白い羽根が広がったかのように爽やかに喉を撫でる。何とも居心地の良い空間。
2016/07/20 ※4.羽根屋(はねや)「純米吟醸」プリズム究極しぼりたて
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2015/11/14 ※5.羽根屋(はねや)「純米大吟醸」翼
富山県の富美菊酒造株式会社さんが醸す、羽根屋(はねや)「純米大吟醸」50 翼を飲んだ感想。ピンとした芯の部分も美しい羽根のよう。シャープな曲線を描く中に酸は隠れ、ほんのり甘い。何度も、何度もくちばしで羽を整えた情景が思い浮かびます。
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