昨晩は岐阜県の有限会社渡辺酒造店さんが醸す、W(ダブリュー)「純米大吟醸」山田錦無濾過生原酒をいただきました。
以前から自宅でじっくり飲み比べしたいと思っていた、W(ダブリュー)シリーズ。蓬莱で有名な蔵ですが、このW(ダブリュー)シリーズは近場の酒販店さんに取扱いがなく、随分ひっぱられました。高山に旅行に行ったときに4種類購入してきましたので、順に紹介していくシリーズ第三弾「山田錦」です。
45%精米と言うことで、このサイト的には特定名称を「純米大吟醸」としていますが、ラベルには「純米」としか書かれていません。確かに価格は一升瓶で税抜き2,618円と純米酒レベルの価格です。
開栓は一週間前です。いつもの一合蛇の目猪口に、八分目ほど注ぎます。無濾過生原酒としては比較的綺麗に澄んでおり、いつものLED光源で見る限り、色もほとんどついていません。
上立ち香は、心地よく穏やかにマスカットを思わせるように香ります。「越の雫」の香りよりも幾分大人しく感じるが、いかにも我が家好みの香り。
含むと、おお、何とも自然な甘味。今風の甘味と酸味のバランスと言うよりは一歩先行く先端さを感じ、酸味は若干抑え込まれています。後半は大吟醸らしくすっきりと引けていきますが、名残惜しいほのかな余韻。
飲み進んでいくと、さらに親和性が増してきます。ローストビーフの付け合わせにした、蒸し野菜のほのかな甘み…、そして酒のほのかな甘み。甘味の競演はエンドレス。
もう一度注意深く含む。何故か思い浮かんだ昔の情景。テレビの前であぐらをかいていると、幼い娘がちょこんとそこに乗ってくる。かぶりつきたくなるが我慢していると、何かを見つけたのか?、ハイハイして去っていく。残された温もり。旨いっす。
パナソニックの「ロティサリーグリル&スモーク」を購入したので、牛もも肉をぐるぐる回しながら焼いて、ローストビーフを作りました。自分が設定を間違えて、焼き豚でスタートしてしまいましたが、途中で由紀さんが気づいて止めてくれました。何とかローストビーフ風にはなりましたが、こんがり感は足らなかったようです。気を取り直してソースは少しこだわりました。ワサビをきかせたクリームソース。これがなかなかうまい♪。W(ダブリュー)山田錦とも絶妙にマッチしていました。
W(ダブリュー)「純米大吟醸」山田錦無濾過生原酒 データ
醸造元 | 有限会社渡辺酒造店(岐阜県飛騨市古川町) |
---|---|
使用酵母 | M310 |
使用米 | 山田錦45%精米 |
日本酒度 | +1 |
酸度 | 1.3 |
アミノ酸度 | 1.3 |
粕歩合 | 25.4% |
アルコール度 | 17.7度 |
仕込水 | 瀬戸川伏流水(軟水) |
杜氏 | 岡田喜栄治(南部杜氏) |
製造年月 | H29/12 |
容量 | 1.8L |
価格 | 2,618円(税別) |
購入 | 未来堂 |
W(ダブリュー)「純米大吟醸」山田錦無濾過生原酒に関するリンク
日本酒ガイド > 岐阜県 > W(ダブリュー)有限会社渡辺酒造店
W(ダブリュー)「純米大吟醸」山田錦無濾過生原酒に関するブログ
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2018/02/09 W(ダブリュー)「純米大吟醸」穀良都(こくりょうみやこ)無濾過生原酒
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