昨晩は愛知県の株式会社萬乗醸造さんが醸す、醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」協田(きょうでん)をいただきました。
醸し人九平次の米作りチームは、岡山県赤磐市で雄町も栽培しています。その雄町を使用したラインナップが増えました。「協(とも)に田を耕す」との意味合いですが、詳しい由来は下記の引用を参照してください。
飲みたいお酒が目白押しで、大好きな醸し人九平次ですが自宅で飲むのは随分久しぶりです。このところで増えた醸し人九平次のラインナップの中から、ル・カー2種類とこの協田を購入してきましたので、順に紹介していきます。
オフィシャルサイトの説明では…
協(とも)に田を耕すことでこの品は生まれました。「誰と?」赤磐雄町米の専業農家・岩藤英彦さん、そしてJA岡山東赤坂特産雄町米研究会の皆さんです。リリースしている品のお米には責任を持つべく、2014年より稲作期間中、弊社担当スタッフが岡山・赤磐へ移住し、岩藤さんの指導の下、雄町米を協(とも)に育てております。そして2015年より9反(※)の田を任され、最初から最後まで責任をもって育てた雄町米から、この品は生まれています。そんな協田から生まれた雄町米の新たな魅力・可能性を、是非お楽しみいただければ幸いです。
とあります。雄町米の新たな魅力・可能性、楽しみです。
開栓は一週間前です。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。色はごく僅かに緑黄がかり、比較的綺麗に澄んでいます。
上立ち香は、程よく穏やかにカシスを思わせるように香ります。一合蛇の目猪口のヘッドスペース約1cmでも、うっすらとした香りを見つけることができましたが、より堪能したかったので吟醸グラスに移し替えました。鼻腔をくすぐる感覚に思わず笑みがこぼれる。
含むと…、何とも不思議な旨味体験。九平次の雄町としては大吟醸らしく酸も甘味も控えめながら、安心安定の芯のある旨味。新政ともまた違う、独特の世界観。メゾピアノから入る甘味は中盤で膨らみ、後半にはピアニッシモ。火入れのはずですが、微妙にガス感。ごくわずかな苦渋もエレガンスの要素として醸成されています。
もう一度注意深く含む。この不思議感!、これは岡山の奇跡と言われる「桜井日奈子」さんだ。微笑ましい甘味、皆に受け入れられるであろう納得の世界観。旨いっす。
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この日食したのは、ジャガイモとマカロニのグラタン。由紀さんに用意してもらっていたものに、ちょっと特別にペコリーノチーズも載せ焼き増ししました。しっかり目の旨味とほんのり塩味が、さらに九平次の世界観を広げてくれます。お試しあれ。
ペコリーノチーズはカルディで購入してきたものです。羊乳のハードチーズはいろいろな日本酒と合わせても楽しいのでお試しあれ。
醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」協田(きょうでん) データ
醸造元 | 株式会社萬乗醸造(愛知県名古屋市緑区) |
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使用米 | 赤磐雄町40%精米 |
アルコール度 | 16度 |
仕込水 | 愛知と長野の県境、標高1500m山の天然水 |
杜氏 | 佐藤彰洋(チーフブリュアリスト) |
製造年月 | H29/10 |
容量 | 720ml |
価格 | 3,500円(税別) |
購入 | 酒のきまた |
醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」協田(きょうでん)に関するリンク
日本酒ガイド > 愛知県 > 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)株式会社萬乗醸造
醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」協田(きょうでん)に関するブログ
2016/10/04 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」火と月の間に雄町
愛知県の株式会社萬乗醸造さんが醸す、醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」火と月の間に雄町を飲んだ感想。すっきりとした飲み口で、スルスル喉を通ります。何かを増幅させるのかと思いきや、何かを削ぎ落としたような印象すら与えてくれます。
2015/04/08 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」雄町2014
愛知県の萬乗醸造さんが醸す、醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」雄町を飲んだ感想。粗煮の汁にジャガイモをスライス、チーズを山盛り、バター、塩、胡椒を放り込み、レンジでチン。これが酒の感じ方を変えました。チーズを食べた後だからなのか?、酸が溶け込んで感じます。
日本酒感想日誌 > 醸し人九平次 協田 純米大吟醸 自社栽培赤磐雄町 28BY
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