昨晩は茨城県の結城酒造株式会社さんが醸す、結ゆい(むすびゆい)「特別純米」赤磐雄町亀口直汲み無濾過生原酒29BYをいただきました。
由紀の酒では、2016年は結ゆい「純米吟醸」山田錦亀口直汲H27BY、2017年は結ゆい「純米吟醸」備前雄町ひやおろしH28BYと2年連続で由紀の酒 Best of the yearのコストパフォーマンス部門に輝いております。
今回の特別純米は結ゆい(むすびゆい)「赤磐特産雄町米研究会」所属の堀内由希子さんが栽培した「赤磐雄町」が使われています。首掛けポップには、醸造責任者の美智子さんとともに堀内由希子さんの可愛らしいイラストが載っています。
結ゆいの雄町に対する思い入れがいっぱいつまったこのお酒、今年も何とか入手することができました。他にも「純米吟醸」備前雄町、「純米吟醸」山田錦を入手しましたので、H29BYの亀口直汲シリーズとして順に紹介していきます。
開栓は二週間前です。いつもの一合蛇の目猪口に、八分目ほど注ぎます。無濾過らしくほどほどに澄んでおり、色はほとんどついていません。
上立ち香は、心地良く華やかに、りんごを思わせるように香ります。毎度この我が家好みの吟醸香にやられます。
含むと、じゅわっと来た!。あごのリンパの部分がジンジンきます。ほっぺたが落ちそうとは、まさにこのこと。強めの甘味を両手いっぱいに広げるも、従えている酸が裏でシュルシュルと回収していきます。メリハリあるなぁ。これだけの甘味ながら、余韻の長さは短め。
もう一度注意深く含む。真っ白な幕が、除幕式よろしく一瞬でばさっと降りる。中から華のある作品が登場すると、観客から「おお」と歓声が上がる。ベテランのスタッフが下りた幕を見事に巻き取る。旨いっす。
今期は赤磐雄町が高額なため昨年よりも価格が少し上がっていますが、飲めばわかります!。確実に満足できる仕上がりの特別純米でした。
今回合わせたのは、鶏せせりの鍋。長ネギの旨みと、こりっ、ぷるっ、っとしたせせりの食感。そしてポン酢の酸味が絶妙に結ゆいと融合してました。お試しあれ。
結ゆい(むすびゆい)「特別純米」赤磐雄町亀口直汲み無濾過生原酒 データ
醸造元 | 結城酒造株式会社(茨城県結城市) |
---|---|
使用酵母 | M310 |
使用米 | 赤磐雄町60%精米 |
アルコール度 | 16度以上17度未満 |
仕込水 | 鬼怒川系伏流水(軟水) |
杜氏 | 浦里美智子(兼蔵元) |
製造年月 | H30/03 |
容量 | 1.8L |
価格 | 3,200円(税別) |
購入 | 池田酒店 |
結ゆい(むすびゆい)「特別純米」赤磐雄町亀口直汲み無濾過生原酒に関するリンク
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