昨晩は奈良県の油長酒造株式会社さんが醸す、風の森(かぜのもり)「純米吟醸」山田錦しぼり華をいただきました。
風の森が飲みたくなったので、秋津穂の真中採り、山田錦のしぼり華を購入してきました。順に紹介していくシリーズ第二弾、純米吟醸山田錦です。
風の森はこのブログでも何本か紹介しておりますが、このスペックもはじめてとなります。
通常YABUTAと呼ばれる圧搾機は、蛇腹部分にエアを送り込むことで圧力を加え醪を搾ります。このエア圧力を抑えることで、荒走り、中取り、責めが分けやすくなるのだそうです。
しぼり華は、責めと呼ばれる部分を除くことでふくらみのある酒質を実現しています。
開栓後一ヶ月かけていただきました。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。色はほとんどついておらず、無濾過らしい澄み方です。開栓直後はびっしり気泡がつきましたが、さすがに一ヶ月も経過すると気泡はありません。
上立ち香は、穏やかながら心地よく、白桃を思わせるように香ります。開栓直後はマスカットでしたが、少しだけ印象が変わりました。
含むと、…、やはり探してしまう発砲感。僅かなそれを見つけ安堵とともに、旨味を味わう。裏ラベルにはシリーズもっともドライな設計とあるが、収まったガス感も影響してか十分な甘み。終始ひと塊となって、つるりと流れて収束。
138タワーパーク国営木曽三川公園 モニュメント越しの梅
SONY α7Ⅲ SEL70300G
f/14、1/500sec、ISO-800、300mm、WB-5500K
もう一度注意深く含む。先日紹介した秋津穂真中採りも、開栓後の時間経過での安定感に驚いたが、それに輪をかけて崩れない。コチっとした枠のトンネルの向こうには、綺麗な梅の花。旨いっす。
この日合わせたのは、カニクリームコロッケ。よくぞこれほどのトロトロをうまくまとめ、サクッと揚げたもんだと感心する。サクッの直後から、閉じ込められていたカニクリームの風味が広がる。そして風の森がもう一度まとめあげる。いいなぁ、この組み合わせ♪、お試しあれ。
風の森(かぜのもり)「純米吟醸」山田錦しぼり華 データ
醸造元 | 油長酒造株式会社(奈良県御所市) |
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使用米 | 兵庫県産山田錦60%精米 |
使用酵母 | 協会7号 |
発酵日数 | 31 |
アルコール度 | 16度 |
仕込水 | 金剛葛城山系深層地下水 硬度214mg/l(硬水) |
杜氏 | 松澤一馬 |
製造年月 | 2018/10 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,500円(税別) |
購入 | 酒のきまた |
風の森(かぜのもり)「純米吟醸」山田錦しぼり華のYouTube
風の森(かぜのもり)「純米吟醸」山田錦しぼり華に関するリンク
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風の森(かぜのもり)「純米吟醸」山田錦しぼり華に関するブログ
2017/01/04 風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」山田錦笊籬(いかき)採り
奈良県の油長酒造株式会社さんが醸す、風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」山田錦笊籬(いかき)採りを飲んだ感想。微妙な違和感はパワーと言う個性でまとめあげ、細かさやテクニックで飲むものを圧倒する。こ、これは…昨年美術館の異様なほどの行列で知った、若冲(じゃくちゅう)だ!。何という描写力!
2018/07/23 風の森(かぜのもり)「純米吟醸」雄町しぼり華
奈良県の油長酒造株式会社さんが醸す、風の森(かぜのもり)「純米吟醸」雄町しぼり華を飲んだ感想。うまいなぁ、この溶け込んだ細やかな炭酸の刺激と癖になる甘味。これは、ニラだ!。硫黄化合物の一種、アリシンからくる独特の香りと刺激は癖になります。
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