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而今(じこん)「純米吟醸」雄町火入れ2019BY

而今(じこん)「純米吟醸」雄町火入れ2019BY

 昨晩は三重県の木屋正酒造合資会社さんが醸す、而今(じこん)「純米吟醸」雄町火入れ2019BYをいただきました。

 3年前、関東の酒仲間「えび蔵」さんに頂いて飲んで以来の而今です。悲しいことにほとんど自力では購入できなくなってしまった筆者です。ことあるごとに居酒屋さんでは飲んでいるので、年度ごとの変化などは少しずつではありますが感じさせていただいております。

 今回は幸運にも、IMADEYAさんがタイアップされて行われたZOOM蔵元飲み会の時の、6本セット(而今、新政、七本鎗、澤屋まつもと、田中六十五、焼酎)を購入できました。順に紹介していくシリーズ第一弾です。

 大好きな銘柄で、昔は本当によく飲めていたのです。久しぶりに我が家に来た而今、大切に少しずつ飲んでおります。

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而今(じこん)「純米吟醸」雄町火入れ2019BY レビュー

 開栓は5月3日(日)で、二ヶ月半ほど経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に五分目ほど注ぎます。僅かな黄色でまずまず澄んでいます。

 上立ち香は、穏やかながら心地よくライチのように香ります。香りだけでも、ああ而今なんだぁ~と感慨にふけっていたら、良く飲んでいたころの印象が蘇ってきました。火入れですが、何故か生のような雰囲気があります。

 含むと、…、美しい吟醸の範囲ながら…、おお?、艶のある甘味優勢…、結構戻った?。昨年、西日暮里の稲毛屋さんで3種類飲み比べをさせていただいた時は、甘味を抑えめに行ってるのが良く分かったのですが、雄町ということもあるのか、程よく甘味が膨らみます。後半は骨格を成していた酸とバランスを取りつつ、一筋の余韻を残します。

 もう一度注意深く含む。この♪。これは睡蓮のしずくだ。中心部分の黄色の色艶は正に雄町のそれで、花のシベとは思えないほどの美しさ。八重に咲きながらもヨレがなく端正で、透明感がある。葉は丸い柔らかな色合いのブラウンリーフ。旨いっす。

睡蓮「しずく」

睡蓮「しずく」 2020-07-21撮影
SONY α7Ⅲ
Carl Zeiss Makro-Planar 2/50 ZE
f/2、1/2000sec、ISO-100、50mm、WB-5300K

 この日に合わせたのは、海老の天ぷら。ぷりっとした食感、油の旨味と塩味。ここに而今がふわりと被さる。お試しあれ。


而今(じこん)「純米吟醸」雄町火入れ2019BY データ

醸造元 木屋正酒造合資会社(三重県名張市)
使用酵母 蔵内保存酵母
使用米 雄町50%精米
アルコール度 16度
杜氏 大西唯克(兼蔵元)
製造年月 2020/04
容量 720ml×6本
価格 14,000円(6本合計、税、送料、参加費込み)
購入 IMADEYA

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