昨晩は兵庫県の株式会社本田商店さんが醸す、龍力(たつりき)「純米大吟醸」米のささやき秋津生2019をいただきました。
由紀の酒-日本酒談義-では、オンライン日本酒会を開催させていただいております。先日は龍力を楽しむ会と言うことで、龍力の蔵元、本田龍祐さんにも参加いただけました。このお酒はその時に用意したもので、他に「特別純米」社(やしろ)、東条(とうじょう)、吉川(よかわ)のテロワール違いを購入いたしました。順に紹介していくシリーズ第一弾はフラッグシップの「秋津」です。
ちなみに、この秋津生は由紀の酒で勝手に選ぶ、その年飲んだ中で最高の酒、Best of the year 2009に輝いております。
龍力(たつりき)「純米大吟醸」米のささやき秋津生2019 レビュー
開栓は9月6日(日)で2週間ほど経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に、五分目ほど注ぎます。色はほとんどついておらず、比較的綺麗に澄んでいます。
上立ち香は、穏やかながら心地よく、メロンを思わせるように香ります。ヘッドスペースが普段よりもありますが、パンっと出るのではなく、ふつふつと湧き上がってくるかのようで、我が家好みです。
含むと、…、…、綺麗な中に確実に存在するオレンジ色の甘味。しかしけっしてその主張は強くはなく上品です。酸も僅かに存在し、綺麗な甘みを薄皮一枚でコーティング。後半で一瞬、その薄皮を切り裂くが、甘味が周囲に飛び散ることはなく見事に引き上げていきます。背景のグリーンに自然に溶け込んでいく余韻。
もう一度注意深く含む。この美しいオレンジ色の描写、背景に溶けるような余韻。これはZeiss Makro-Planarで捉えたノカンゾウだ。繊細なシベの描写、手前の花弁も見事なテクスチャーをみせる。旨いっす。
この日合わせたのは、手羽中の塩焼き。ポテチの比ではないくらい手はアブラギッシュになるが、止まらない旨味。この旨味に龍力のテクスチャーが寄り添う。お試しあれ。
龍力(たつりき)「純米大吟醸」米のささやき秋津生2019 データ
醸造元 | 株式会社本田商店(兵庫県姫路市) |
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使用米 | 兵庫県特A地区秋津産山田錦35%精米 |
使用酵母 | 協会9号酵母 |
アルコール度 | 18度 |
仕込水 | 揖保川の伏流水(硬度46 軟水) |
杜氏 | 藤原剛(南部杜氏) |
製造年月 | 2020/09 |
容量 | 1.8L÷7 |
価格 | 30,000円(税別)÷7 |
購入 | 徳丸商店 |
龍力(たつりき)「純米大吟醸」米のささやき秋津生2019に関するYouTube
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