昨晩は福岡県の有限会社白糸酒造さんが醸す、田中六五(たなかろくじゅうご)「純米」糸島産山田錦をいただきました。
今回は幸運にも、IMADEYAさんがタイアップされて行われたZOOM蔵元飲み会の時の、6本セット(而今、新政、七本鎗、澤屋まつもと、田中六五、焼酎)を購入できました。順に紹介していくシリーズ第五弾、田中六五(たなかろくじゅうご)「純米」糸島産山田錦です。
2020年05月03日に行われたZOOM蔵元会ですが、相当な数の方が参加していたことから蔵元との交流が図れるわけではなく、話をお聞きするだけといった感じでした。そのため、この時に開栓したのは自分が乾杯のお酒にした「而今」だけです。
田中六五(たなかろくじゅうご)「純米」糸島産山田錦 レビュー
開栓は12月17日(木)で上槽からは時間が経過していますが、開栓したてです。いつもの一合蛇の目猪口に、八分目ほど注ぎます。色はほとんどなく、綺麗な澄み方をしています。
上立ち香は、心地よく穏やかにメロンのように香ります。香りには65%精米と言うイメージはまったくなく、良質な吟醸を思わせます。
含むと、…、おおお、綺麗。甘味も多くはない分すっきりとしていて、ここでも65%精米のイメージではなく、引き締まったエレガントさを感じます。酸はよく抑え込まれており、終始上品な印象で切れ上がっていきます。上槽方法はハネ木搾りと聞いていますが、良い意味で搾れていない、押しのない透明感のある味わい。そう、まるで袋吊りのよう。いい酒だ。
もう一度注意深く含む。この透明感。これは!湿度まで写すといわれるCarl Zeiss Makro-planarで捉えた雨の日の薔薇だ。被写体とセンサーの間には、ダブルガウス型の4群6枚のみで補正レンズすら必要ない。この艶、澄んだ空気感。主張する世界観。旨いっす。
この日合わせたのは、岩ガキ。端をキッチンバサミで切って、ナイフでこじ開けます。もみじおろしとポン酢をひとさししていただきます。つるりとした食感、あふれるミルキーな磯の旨味。増幅する田中六五。お試しあれ。
田中六五(たなかろくじゅうご)「純米」糸島産山田錦 データ
醸造元 | 有限会社白糸酒造(福岡県糸島市) |
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使用米 | 糸島産山田錦65%精米 |
使用酵母 | - |
日本酒度 | +1~+2 |
酸度 | 1.6 |
アミノ酸度 | - |
アルコール度 | 15度 |
仕込水 | 背振山系白糸の滝伏流水(中硬水) |
杜氏 | 田中克典(兼蔵元) |
製造年月 | 2020/04 |
容量 | 720ml |
価格 | 14,000円(6本合計、税、送料、参加費込み)1,550円(税別) |
購入 | IMADEYA |
田中六五(たなかろくじゅうご)「純米」糸島産山田錦に関するYouTube
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