黒龍（こくりゅう）「純米大吟醸」二左衛門2020

　昨晩は福井県の黒龍酒造株式会社さんが醸す、黒龍（こくりゅう）「純米大吟醸」二左衛門2020をいただきました。

　毎年、この時期だけの贅沢として味わう黒龍の四天王。石田屋、二左衛門、八十八号、しずくの中から、順に紹介していくシリーズ第二弾！、二左衛門です。

　二左衛門についておさらいしておくと、毎年11月に5000本、原酒のまま斗瓶囲いし1年熟成したものの中から、厳選し調整してから出荷されます。無二が出てますがあえて言います。フラッグシップの双璧であると。

　和紙ラベルの角印のところに透かしがあり、家紋が浮かび上がっています。また微妙に裏ラベルも変わっているようです。

　来年からは「しずく」の一升瓶が飲食店限定となり機械式の瓶ではなくなることや、その他四天王の価格改定があると言う情報をいただいております。

黒龍（こくりゅう）「純米大吟醸」二左衛門2020　レビュー

　開栓は元旦で、約2週間経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に贅沢にも八分目ほど注ぎます。色もほとんど着いておらず、綺麗に澄んでいます。

　上立ち香は、比較的華やかにメロンのように香ります。いいですね～、この滲み出てくるような吟醸香、我が家好みの香りです。

　含むと…、…、やはり綺麗！。上品、高貴、エレガント、そして思い浮かんだ透き通るような紫色。甘味は抑えめなのであろうが、酸も抑え込まれているので、奥の方に感じます。そう！これが欲しかった、欲しいものが手に入った♪と握った瞬間に目が覚める。現実の世界。

　もう一度注意深く含む。この高貴な青紫の色は、プリムラ・ジュリアンだ。澄んだ空気感までをも写し取るのは、ZEISSのマクロプラナーの仕事。本当に見せたい部分はシャープな描写。それ以外は美しくボケる。旨いっす。

プリムラ・ジュリアン　2020-01-17
SONY α7Ⅲ
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2.8/60 AEJ
f/2.8、1/20sec、ISO-100、60mm、WB-5000K

　この日合わせたのは、焼き鳥。総菜として買ってきたものなので、もう一度トースターで火を入れる。これが功を奏して、綺麗な二左衛門ともイイ感じにマッチしていました。お試しあれ。