昨晩は岐阜県の御代桜醸造株式会社さんが醸す、津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十五才の春をいただきました。
味わいのある題字は岐阜市生まれ、岐阜県各務原市在住の書家、遠藤泉女さんの作品です。ラベルの題字の横に押してある落款は「泉」だそうです。今年の字体は大胆で、溢れんばかりの気合いと枠に収まらない奔放さがあります。
このお酒は、2017年に見事に並みいる銘酒の中で由紀の酒Best of the yearとなったものの今年度バージョンです。毎年人気でタイミングを逃すと買えないこともありますがが、今期はコロナ禍と言うこともあり他の酒販店が仕入れを抑える分、酒のひろせさんがいつもより多く確保できているようです。
うまくいけば、もう一度くらいは購入できるかな♪
ちなみにこの杜氏さんの年齢を重ねていくシリーズは以前は銘柄が違ったので、三十才の春などはこのブログの津島屋カテゴリでなく御代桜カテゴリをご参照ください。
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十五才の春 レビュー
開栓は4月11日(日)で、約4週間経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。綺麗に澄んでおり、色もほとんど着いていません。
上立ち香は、心地良く華やかに林檎を思わせるように香ります。大好きなカプロン酸系の香り♪、しかし荒ぶるようなことはなく嫌みのない香りです。協会9号酵母との合醸がバランスを取っているのか?。
含むと、……、優しい!、何とも綺麗な甘み、透明感。何だろう?この抜けの良さ。縁取りとしての酸もあるようですが、そこに注意を向けるころには収束を迎えています。いい酒だぁ。
もう一度注意深く含む。この抜けの良さ!。間違いない!ジャンルは違えど、ZEISSアポゾナーの描写に似ています。空気をも写すと言われるZEISSですが、特にApo-sonnarの素晴らしいフォーカスは見せたいところの描写が明確で淀みない。そして全体像は優しく、飲んだものを落ち着かせる。旨いっす。
この日合わせたのは、鰹のたたき。薬味は生姜だけでなく、がっつりニンニクも効かせました。流石に春シリーズは綺麗すぎるか?とも思われましたが意外や意外、寄り添ったり被さったり下から支えたり。お試しあれ。
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十五才の春 データ
醸造元 | 御代桜醸造株式会社(岐阜県美濃加茂市) |
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使用酵母 | 協会1801号、協会901号酵母 |
使用米 | 契約栽培山田錦50%精米 |
アルコール度 | 16度 |
仕込水 | 木曽川伏流水(硬度40・軟水) |
杜氏 | 酒向博昭 |
製造年月 | 2021/03 |
容量 | 1.8L |
価格 | 3,900円(税別) |
購入 | 酒のひろせ |
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十五才の春のYouTube
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十五才の春に関するリンク
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