昨晩は岐阜県のはざま酒造株式会社さんが醸す、恵那山(えなさん)「純米大吟醸」cheersひだほまれ無濾過生原酒をいただきました。
由紀の酒-日本酒談義-では、オンライン日本酒会を開催しております。2021年6月13日は恵那山(えなさん)を楽しむ会と言うことで、恵那山(えなさん)を醸す、はざま酒造の岩ケ谷雄之杜氏をお迎えすることができました。その様子は下記のリンクからYouTubeでご覧ください。
このお酒は、その時に用意したものです。山田錦のおりがらみと同様に、開栓後意図的に引っ張りましたが、飲み頃を先に感じたわけではなく直後から整っているのですが、引っ張っても崩れなさそうと言うイメージからです。
恵那山(えなさん)「純米大吟醸」cheersひだほまれ無濾過生原酒 レビュー
開栓は6月13日(日)で約四週間経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。スッキリと綺麗に澄んでおり、色もほとんど着いていません。
上立ち香は、穏やかで明確でないものの白桃を思わせるように香ります。イソアミル系の酵母を使用しているとのことなので、明確に先日の山田錦おりがらみとは印象の違う香りです。派手ではありませんが、大吟醸に感じる気持ち良い吟醸香です。
含むと…、…、直後から「ひだほまれ」らしい旨味、甘味。酸の影響か?甘味の度合いは強くはなく、産毛の様な柔らかな旨味はふわりと口中にいますが、時間としては僅か。徐々に酸が厚みを増し、拭い去っていきます。終盤のほのかに戻る甘味は、パルスよろしく波を打ったような余韻で面白い。
もう一度注意深く含む。この柔らかな産毛、これは逆光で捉えたルドベキアだ。強い透過光ではないので花弁のグラデーションは全体に柔らかく、産毛のようなトライコームは繊細な質感。思わず二度見するガク部分は余韻。旨いっす。
先に紹介した山田錦おりがらみと比較すると、香りの好みを除いても価格が同じであることを考慮し山田錦に軍配は上がるが、食との相性や燗を付けた時の旨味の伸びが「ひだほまれ」は秀逸。
この日合わせたのは、わかさぎのフライ。総菜で購入してきたものを、ココットプレートで温めました。ほろ苦い旨味を恵那山「ひだほまれ」の旨味が包み込む。お試しあれ。
恵那山(えなさん)「純米大吟醸」cheersひだほまれ無濾過生原酒 データ
醸造元 | はざま酒造株式会社(茨城県結城市) |
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使用酵母 | - |
使用米 | 麹米、ひだほまれ40%精米、掛米、ひだほまれ50%精米 |
日本酒度 | -6 |
アルコール度 | 16度 |
仕込水 | 恵那山伏流水(軟水) |
杜氏 | 岩ケ谷雄之 |
製造年月 | 2021/06 |
容量 | 1.8L |
価格 | 2,700円(税別) |
購入 | はざま酒造株式会社 |
恵那山(えなさん)「純米大吟醸」cheersひだほまれ無濾過生原酒に関するYouTube
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