昨晩は岐阜県の玉泉堂酒造株式会社さんが醸す、醴泉(れいせん)「大吟醸」蘭奢待R2BYをいただきました。
11月27日(土)に酒のひろせさんにて、玉泉堂酒造の山田社長もみえて、醴泉の試飲販売が行われました。その時に購入してきたものですが、大好きな蘭奢待のラベルデザインが変更になっておりました。以前のラベルは下部のリンクを参照してほしいのですが、何故このデザインになったのかお聞きしたところ、デザイン会社がおこしてきた候補で社内コンペしたところ、このデザインが採用されたとのことでした。社長自身も最初は前のデザインの方が良いように思ったそうですが、変わってみると売り上げが3割も伸びたそうで、今は気に入っているそうです(笑)。
尚、このお酒は由紀の酒 Best of the year 2012のとびっきり部門に輝いております。
醴泉(れいせん)「大吟醸」蘭奢待R2BY レビュー
開栓は12月26日(日)で、五日ほど経過しております。開戦初日は栓を開けたまましばらく放置し空気に触れさせました。醴泉は蘭奢待に限らず、ある程度空気に触れてからの方が、本領を発揮するように思います。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。色はほとんど着いておらず、綺麗な澄み方をしております。
飲用温度は12℃くらいから始めました。上立ち香は、穏やかながら心地よく、メロンを思わせるように香ります。この時点でいかにも良いお酒の雰囲気が、バリバリと伝わってきます。
含むと、…、キリリと引き締まったイメージ。甘味よりも先にスッキリとしたシャープさが盤面を覆うが、その隙間から見える甘味が可愛らしい。酸は非常に僅かに感じさせる程度で、後半をさらに引き締め潔く切れていきます。この引き際が特に秀逸。
もう一度注意深く含む。ピンっと張った緊張感のある中から見えてくる可愛らしい甘味。これは真紅の薔薇だ。その造形も美しいが、静まり返った中に写し出すリフレクションもまた気持ち良い。キリキリとシャープな描写。旨いっす。
この日に合わせたのは、鴨の燻製。香り、独特の周った脂の旨味、共に強敵ではあるが、醴泉「蘭奢待」はその包容力で旨味を押し上げてくれます。お試しあれ。
醴泉(れいせん)「大吟醸」蘭奢待R2BY データ
醸造元 | 玉泉堂酒造株式会社(岐阜県養老郡養老町) |
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使用酵母 | 熊本9号酵母 |
使用米 | 兵庫県特A地区東条町産山田錦35%精米 |
日本酒度 | +5 |
酸度 | 1.3 |
アミノ酸度 | 1.0 |
アルコール度 | 16度 |
仕込み水 | 日本名水百選「菊水泉」軟水 |
杜氏 | 安福雅成(社員杜氏) |
製造年月 | 2021/11 |
容量 | 720ml |
価格 | 4,050円(税別) |
購入 | 酒のひろせ |
醴泉(れいせん)「大吟醸」蘭奢待R2BY YouTube
醴泉(れいせん)「大吟醸」蘭奢待R2BYに関するリンク
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