昨晩は岐阜県の御代桜醸造株式会社さんが醸す、津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十六才の春をいただきました。
味わいのある題字は岐阜市生まれ、岐阜県各務原市在住の書家、遠藤泉女さんの作品です。ラベルの題字の横に押してある落款は「泉」だそうです。今年の字体は「の」の字に特徴があり、かすれた感じも美しいです。
これは、2017年に見事に並みいる銘酒の中で由紀の酒Best of the yearとなったお酒の昨年度バージョンです。昨期はタイミングを逃してしまい、半ばあきらめていたのですが、酒のひろせさんにお邪魔した時に、偶然残っていた一本を捕獲できました。
購入は昨年の12月25日で、同時に勝駒2本、松の司テロワール違い4本、醴泉正宗を購入してきましたので、順に紹介していきます。
ちなみにこの杜氏さんの年齢を重ねていくシリーズですが、今後どうなっていくのか?非常に気になるところです。意味深。。2023年4月9日(日)に岐阜駅前広場にて、岐阜の地酒で乾杯と言うイベントがあるので、しっかり聞いてきます。
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十六才の春 レビュー
開栓は2月19日(日)で、約一ヶ月経過してのレビューとなります。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。綺麗に澄んでおり、色は非常に僅かに緑黄がかる。
上立ち香は、比較的華やかにデリシャスリンゴを思わせるように香ります。シュクっと切った時に蜜が中心部分に点在するほどの上等な完熟リンゴの香り♪。この時点で何故か甘味を想像できる我が家好みの香りです。
含むと、……、おお、想像よりも強めの甘味!。約一年の味乗りがそうさせているのか?、艶のある粘度すら感じるような膨らみ。と同時に透明感もあるので、気品や高級感を感じます。そして相変わらずの潔い切れ。間違いなくいい酒だぁ。
もう一度注意深く含む。ここまで綺麗に甘さを堪能できることの幸せ。そして大吟醸らしい切れ。もうずっと、これでいいじゃん♪。などと思うほど。旨いっす。
さらに後切れを良くする為に、僅かなアルコール添加をしたらどうなるのだろう?などと思ってしまうのは、ない物ねだりだろうか?。口中から跡形もなく消える酒になりそうです。
この日合わせたのは、シュウマイ弁当。添えてある高菜で食べる御飯の甘味に、津島屋は通じる。そして辛子醤油が聞いたシュウマイの旨味を、津島屋は包み込んでくれました。お試しあれ。
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十六才の春 データ
醸造元 | 御代桜醸造株式会社(岐阜県美濃加茂市) |
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使用酵母 | 協会1801号、協会901号酵母 |
使用米 | 契約栽培山田錦50%精米 |
アルコール度 | 16度 |
仕込水 | 木曽川伏流水(硬度40・軟水) |
杜氏 | 酒向博昭 |
製造年月 | 2022/03 |
容量 | 1.8L |
価格 | 3,900円(税別) |
購入 | 酒のひろせ |
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十六才の春のYouTube
津島屋(つしまや)外伝「純米大吟醸」四十六才の春に関するリンク
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