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黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門2022BY

黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門2022BY

 昨晩は福井県の黒龍酒造株式会社さんが醸す、黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門2022BYをいただきました。

 毎年、この時期だけの贅沢として味わう黒龍の四天王。石田屋、二左衛門、八十八号、しずく、を順に紹介していくシリーズ第二弾!ですが、ビンテージは間違っているわけではありません。石田屋同様、珍しく一年かけて飲んでおります。これは昨期のビンテージです。2023BYも購入できておりますので、順次紹介していきます。

 二左衛門についておさらいしておくと、毎年11月に5000本、原酒のまま斗瓶囲いし1年熟成したものの中から、厳選し調整してから出荷されます。石田屋と共にフラッグシップの双璧です。

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黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門2022BY レビュー

 開栓は昨年の1月1日で、375日間ほど経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に贅沢にも八分目ほど注ぎます。色はほとんど着いておらず、綺麗に澄んでいます。

 飲用温度は低目の10℃くらいからはじめました。上立ち香は、例年よりも華やかで、心地よくメロンのように香ります。開栓後一年の熟成でも香りに経たりはまったくありません。立ち香よりも含み香で膨らんだ石田屋に対し、立ち香から切っ先鋭く心に入り込んできます。

 含むと…、…やはり日本刀をイメージさせますが、刃先に至るまでは凄味があるほど平滑で、先端で我にかえる。ほんのり甘味は僅かに石田屋よりもあるようにも思えるが決して多くはなく、スパンと切れる。例年よりも酸を感じないのは石田屋と同様で、品格を感じさせます。

 もう一度注意深く含む。舌が馬鹿になったのか?と思えるほどの雑味のなさに、いやいや大丈夫でっせ~と言わんばかりのほのかな甘み。これは温度が上がってからのほうが判りやすく、上がっても粗は見せない。秀逸な後半の切れ。旨いっす。

 この日合わせたのは、ブロイラーの鶏ではありますが、七輪で炭焼きにいたしました。少々黒くなるほど、鶏の脂を落としたときに上がる煙に燻す。お互いの香りの融合、ほんのり塩味と二左衛門のほんのり甘味の融合。お試しあれ。


黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門2022BY データ

醸造元 黒龍酒造株式会社(福井県吉田郡永平寺町)
使用米 兵庫県東条産特A山田錦35%精米
使用酵母 蔵内保存酵母
日本酒度 +3
酸度
アミノ酸度
アルコール度 16度
仕込水 九頭竜川伏流水(軟水)
杜氏 畑山浩
製造年月 2023/11上
容量 720ml
価格 12,000円(税別)
購入 酒のきまた

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2022/01/12 黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門2021BY(ビンテージ)

2022/01/12 黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門2020BY(ビンテージ)

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