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黒龍(こくりゅう)「大吟醸」八十八号2022BY

黒龍(こくりゅう)「大吟醸」八十八号2022BY

 昨晩は福井県の黒龍酒造株式会社さんが醸す、黒龍(こくりゅう)「大吟醸」八十八号2022BYをいただきました。

 毎年この時期だけの贅沢でしたが、BYは間違いではなく一年かけて味わっております。2023BYも購入出来ておりますので、黒龍の四天王、石田屋、二左衛門、八十八号、しずくをBY違いで順に紹介していきます。

 八十八号についておさらいしておくと、その年に造られた大吟醸酒の中でも、特に出来の良かった出品用原酒を、末広がりで縁起の良い八十八号タンクに集められたことから名付けられています。

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黒龍(こくりゅう)「大吟醸」八十八号2022BY レビュー

 開栓は昨年の1月1日で、379日経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に、五分目ほど注ぎます。色はほとんど着いておらず、綺麗な澄み方をしています。

 飲用温度は10℃くらいから始め、20度弱までの間で楽しみました。上立ち香は、シリーズの中では今年も華やかでメロンのように香ります。カプロン酸酢酸イソアミルがバランスよく出ているイメージで我が家好みの吟醸香です。

 含むと、…、…、鼻に抜ける香りも良いが、何と言ってもこの甘味!。石田屋、二左衛門の後だけに、よけいに甘味が強く感じますが、単体では黒龍らしいスッキリさを逸脱しているわけではなく、綺麗な甘みを堪能できます。後半でも酸は主張しすぎることなく、バランスよく美しくさばけていきます。

 もう一度注意深く含む。香り、甘味、切れのスリーエレメンツ(三要素)が高次元で配置されている。これは絹織物だ!。原料の絹は、天然繊維では唯一無二のフィラメント(長繊維)で、蚕(かいこ)さんの鼻から抽出されたその断面は一対の三角形。円形ではなく三角形だからこその光沢。そして肌触りと、この軽さ。これぞ天然の奇跡!。旨いっす。

 この日合わせたのは、炊き込みご飯と豚汁。双方に入る根野菜の食感。そして八十八号。双方ともにほっとするひと時。お試しあれ。


黒龍(こくりゅう)「大吟醸」八十八号2022BY データ

醸造元 黒龍酒造株式会社(福井県吉田郡永平寺町)
使用米 兵庫県東条産特A山田錦35%精米
使用酵母 蔵内保存酵母
日本酒度 +1
酸度 1.3
アミノ酸度 1.1
アルコール度 16度
仕込水 九頭竜川伏流水(軟水)
杜氏 畑山浩
製造年月 2023/11上
容量 720ml
価格 6,000円(税別)
購入 酒のきまた

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黒龍(こくりゅう)「大吟醸」八十八号2022BYに関するリンク

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黒龍(こくりゅう)「大吟醸」八十八号2021BYに関するブログ

2023/01/14 黒龍(こくりゅう)「大吟醸」八十八号2021BY

2022/01/19 黒龍(こくりゅう)「大吟醸」八十八号2020BY

2021/01/19 黒龍(こくりゅう)「大吟醸」八十八号2020

2020/03/05 黒龍(こくりゅう)「大吟醸」八十八号2019

2019/02/12 黒龍(こくりゅう)「大吟醸」八十八号2018

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