昨晩は岐阜県の株式会社小坂酒造場さんが醸す、百春(ひゃくしゅん)「大吟醸」吟をいただきました。岐阜県美濃市のうだつの上がる町並みの中に蔵があり、小坂酒造場さんの住宅も国指定重要文化財となっているそうです。うだつとは隣家との間にある防火壁で、装飾的な意味が強くなってからは比較的裕福な家にしか見られないものだそうです。慣用句の「うだつが上がらない」の語源となっているそうです。さて、うだつの上がる酒の味わいは・・・
上立ち香は心地よくマスカットのように香ります。含むと、同様のマスカットがそよ風のように鼻に抜け、透明感のあるほのかな甘味が優しく語りかけてきます。もう一度注意深く探ると、アルコール由来の円みや、香味、辛みが先ほどの爽やかさを演出しているかのよう。原酒ではないであろう軽やかさも好印象。旨いっす。
アルコール添加、加水がうまくいっているなぁ~と思わせてくれるお酒で、コストパフォーマンスも素晴らしい。このお酒の上に、35%精米の「大吟醸」大吟と、「純米大吟醸」梲(うだつ)がラインナップされているので、飲んでみたくなりました。
百春(ひゃくしゅん)「大吟醸」吟 データ
醸造元:株式会社小坂酒造場(岐阜県美濃市)
使用米:兵庫県産山田錦40%精米
日本酒度:+4
酸度:1.3
アルコール度:15.0~15.9
仕込水:長良川伏流水
杜氏:川村隆造(南部杜氏)
瓶詰:25/12
720ml 2,100円(税込)
購入・・・株式会社小坂酒造場
百春(ひゃくしゅん)「大吟醸」吟 データ
百春(ひゃくしゅん)「大吟醸」吟(日本酒ラベル)
株式会社小坂酒造場さんオフィシャルサイト
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