昨晩は茨城県の府中誉株式会社さんが醸す、渡舟(わたりぶね)「純米大吟醸」生詰をいただきました。開栓はおとといの晩です。
上立ち香は熟れたバナナのように華やかに香ります。含むと全体的に輪郭のはっきりしたメリハリのある味わいで、老ねた感じとはまた違う変わった熟成感を感じさせてくれます。35%精米と言うデータからは想像も出来ない複雑さや広がりを見せた後は、じんわりと引いていきます。旨い!
おとといの晩、じいちゃんがまだ飲んでいないのに、由紀が全部飲んでしまいそうな勢いだったので、ストップをかけたほどです。(笑)
裏ラベルを見ると、渡舟(わたりぶね)とは、明治・大正時代の酒米を筑波山麓八郷町の谷津田で復活栽培した酒米とあります。品種としては備前雄町からの選抜と聞いていましたが、このサイトにも顔を出していただいている狼亭さんが、蔵元さんから聞き出した情報では、「渡舟と雄町は別品種で、雄町に比べると短稈で枝分かれが多い」との回答だったそうです。
渡舟(わたりぶね)「純米大吟醸」生詰 データ
醸造元:府中誉株式会社(茨城県石岡市)
使用米:渡舟35%精米
日本酒度:+3
酸度:1.4
アミノ酸度:0.9
アルコール度:16.0~16.9
杜氏:山内孝明(兼蔵元)
720ml 5,100円(税込み)
購入・・・マルア
渡舟(わたりぶね)「純米大吟醸」生詰に関するリンク
渡舟(わたりぶね)「純米大吟醸」生詰(日本酒ラベル)
府中誉株式会社さんオフィシャルサイト
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