昨晩は静岡県の磯自慢酒造株式会社さんが醸す、磯自慢(いそじまん)「特別本醸造」特撰山田錦をいただきました。
自分の住む愛知県では扱いが非常に少なく入手の難しい磯自慢ですが、今回も由紀の酒突撃隊長のMASAさんが入手してきてくれたので飲むことができました。
前回紹介した、※磯自慢(いそじまん)「特別本醸造」生酒原酒の生詰バージョンと言うことで、アルコール度数が随分違います。一升瓶価格でも480円の差があるが、それでも特別本醸造としては高額な部類に入ります。しかし東条地区の特等山田錦を全量使用しての吟醸仕込み、さもありなん。
裏ラベルの文言も微妙に違いますので引用しておきます。
特別本醸造「磯自慢」は、酒造好適米特A地区産山田錦を高度に精白し、南アルプス間ノ岳を源泉とする名水大井川伏流水を用いて、冷蔵仕込室で低温でゆっくりと発酵させます。長年蓄積した独自の麹造りと優良な酵母(自家培養)を利用、丹精を込めて手造りした日本酒はまるい味わいを持ち、颯爽とした吟醸香を漂わせます。吟醸酒タイプです。できる限り冷やしてお試し下さい。お燗酒でお試しの場合は人肌燗、ぬる燗にてお飲み下さい。
とありました。颯爽とした吟醸香にまるい味わい♪楽しみです。
上立ち香は穏やかで上品に桃を思わせるように香ります。生原酒の印象と比べると、やはり幾分落ち着いている。含むと、すっきりと感じる旨味の中から探し出した非常に優しい甘味が、心をも穏やかにしてくれます。酸を抑えこむことで、こんなにも上品な甘味となることをあらためて教えてもらったかのよう。
もう一度注意深く含む。一度見つけた優しい甘味は、今度はすんなり見つけることができました。まるで客が望むものを理解し、今度はそっと「ここでしょ?欲しいのは。」とサジェッションしてくれたかのよう。後半は穏やかな甘味から繋がるかのように、滑らかに、そして僅かな余韻とともに引いて行きます。旨いっす。
さて究極の選択。同時に飲み比べたわけではないのであくまで印象ではありますが、好きなのは生原酒の方かな?。香りや高いアルコール度数を感じさせない滑らかさ、そしてこの生詰よりも僅かに感じるエロス。しかし、この生詰の方が対象を限定しない分、多くの人が好みそうです。食との相性でも、また感じ方が違いそうです。価格も考慮すると…。もう選べません!また飲みたいです。
磯自慢(いそじまん)「特別本醸造」特撰山田錦 データ
醸造元 | 磯自慢酒造株式会社(静岡県焼津市) |
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使用米 | 麹米、掛米共、兵庫県特A地区東条町特等山田錦 |
精米歩合 | 麹米、55%、掛米、60% |
粕歩合 | 43%~45% |
使用酵母 | NEW-5(静岡酵母)自社培養 |
日本酒度 | +5~+7 |
酸度 | 1.1 |
アルコール度 | 15度以上16度未満 |
仕込水 | 大井川伏流水 |
杜氏 | 多田信男 |
製造年月 | 2015/11 |
容量 | 1.8L |
価格 | 2,770円(税別、遠方は送料の違いあり) |
購入 | MASAさんにお願いしました。 |
磯自慢(いそじまん)「特別本醸造」特撰山田錦に関するリンク
日本酒ガイド > 静岡県 > 磯自慢(いそじまん)磯自慢酒造株式会社
磯自慢酒造株式会社さんオフィシャルサイト
磯自慢(いそじまん)「特別本醸造」特撰山田錦に関するブログ
※ 2015/06/14 磯自慢(いそじまん)「特別本醸造」生酒原酒
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