昨晩は秋田県の新政酒造株式会社さんが醸す、新政(あらまさ)「生酛純米」生成 2019 Ecru(エクリュ)別誂中取りをいただきました。
新政のColors(カラーズ)としては、Viridian(ヴィリジアン)、Lapis Lazuli(ラピスラズリ)をこのブログでも以前紹介しております。愛知県では入手もなかなか困難になってきており、久しぶりの紹介となります。
今回は幸運にも、IMADEYAさんがタイアップされて行われたZOOM蔵元飲み会の時の、6本セット(而今、新政、七本鎗、澤屋まつもと、田中六十五、焼酎)を購入できました。順に紹介していくシリーズ第二弾、新政(あらまさ)「生酛純米」Ecru(エクリュ)2019別誂中取りです。
Zoom蔵元飲み会の時は、結局而今のみの開栓でした。参加者があまりにも多かったこともあり、見学させていただいているだけと言った感じでした。そんなわけで…。
新政(あらまさ)「生酛純米」生成 2019 Ecru(エクリュ)別誂中取り レビュー
開栓は7月5日(日)で、三週間ほど経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。僅かな黄色でまずまず澄んでいます。
上立ち香は、穏やかで明確でないものの白桃のように香ります。生酛造りの多くに感じる、乳酸っぽい香りはほとんどありません。
含むと、…、ここからが新政っぽい。起伏は決して激しくはない、美しい酸とほのかな甘みのコミュニケーション。素朴な旨味。この酸は、正に新政ワールドだが、8年前に飲んだ時の「やまユ」はその片鱗はあったものの、ここまで洗練されたものでは無かったような…。そう…、3年前にいただいたViridian(ヴィリジアン)は、すでにこのオーラを纏っていた気がします。後半の捌けも速く、生酛造りのネガティブな部分は終始感じられません。
もう一度注意深く含む。広がる世界観。これは!、見上げた藤棚だ。素朴な水墨画を思わせるような枝ぶりに、オーラさえ感じる高貴な紫の藤の花。計算された新政ワールドは小京都。旨いっす。
この日に合わせたのは、イカの沖漬け。父の友人が、正に釣ってその場で漬けたものを届けてくれました。イカ墨の旨味!っぱねぇ~!。お?お世辞にも力強い部類ではない新政だが、しっかり下から支えています。お試しあれ。
そう言えば、結局今年はこの藤の撮影ができなかったなぁ。。来年に期待。
新政(あらまさ)「生酛純米」生成 2019 Ecru(エクリュ)別誂中取り データ
醸造元 | 新政酒造株式会社(秋田県秋田市) |
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使用酵母 | 協会6号酵母(新政酵母) |
使用米 | 麹米、秋田酒こまち55%、掛米、秋田酒こまち65%精米 |
アルコール度 | 15度 |
杜氏 | 植松誠人 |
製造年月 | 2020/04 |
容量 | 720ml×6本 |
価格 | 14,000円(6本合計、税、送料、参加費込み) |
購入 | IMADEYA |
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