昨晩は秋田県の新政酒造株式会社さんが醸す、新政(あらまさ)「純米」亜麻猫(アマネコ)をいただきました。裏ラベルには、(前回からの続き)と言う書き出しになってます。前回って??と言うことで調べたところ、このお酒の生の裏ラベルが前回のようです。
(前回からの続き)白麹菌は、もともとは沖縄の泡盛に使用されている黒麹菌の突然変異です。黒麹菌を用いて作った麹は多量のクエン酸を含むため、これを使用した醪は決して腐らないことから珍重されてきました。この黒麹が九州に伝わり、(突然変異の白麹の発見を経て)昭和50年代には広く普及し、現在の本格焼酎のスタイルが確率されたのでした。
・・・この白麹を用いれば、山廃/生酛と同様に、生物由来の酸のみで日本酒の酒毋を造ることが出来るのでは? こうして「亜麻猫」は誕生しました。そして2008年、雑菌汚染のため事故酒と化した「翠竜」の苦い経験のおかげで、醸造用乳酸無添加の実験酒がより進化した形であらわれたのでした。(完)
とあります。日本酒に一般的に使用される黄麹と半々の造りとのことで、白と黄色を混ぜた「亜麻色」が名前の由来となっているようです。
上立ち香は非常に穏やかで明確ではないものの、ほんのりとラムネを思わせるように香ります。ほんのりなので僅かではあるが揮発感も…。これは開栓後の変化で落ち着きそう。
含むと、香りとストーリーのあるラムネ様の甘味が小さく可憐に膨らみます。想像していたような、頼りなさ、はかなさのようなものは感じず、酸でうまく枠を作っている。原酒としては低アルコールの部類に入るが、しっかり醗酵した安心感は白麹由来のものなのか?。新政さんの取り組みでもある、低アルコール原酒。素晴らしい!旨いっす。
新政(あらまさ)「純米」亜麻猫(アマネコ) データ
醸造元:新政酒造株式会社(秋田県秋田市)
使用米:秋田県産米酒こまち60%精米。
日本酒度:+1
酸度:2.2
アミノ酸度:1.0
アルコール度:14度
瓶詰:2013/07
720ml 1,406円(税込)
購入・・・酒泉洞堀一
新政(あらまさ)「純米」亜麻猫(アマネコ)に関するリンク
由紀の酒 > 日本酒ガイド > 新政(あらまさ)新政酒造株式会社
新政(あらまさ)「純米」亜麻猫(アマネコ)に関するブログ
ロバ耳王の穴2 > 新政 亜麻猫。
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