昨晩は福井県の合資会社加藤吉平商店さんが醸す、梵(ぼん)「純米大吟醸」五百万石無濾過をいただきました。
このお酒は、福井の大学に行っている教え子が帰省の際、お土産として買ってきてくれたものです。感謝♪。
そう言えば、このところ飲めていなかった大好きな梵(ぼん)。このブログで調べてみたところ、2018年の夏以来と言うことで約3年ぶりとなります。しかし、これまで飲んだ梵は全て山田錦の造りだったので、五百万石はこれが初めてです。
落ち着いたら、北陸もまた行きたいなぁ。
さて自分が飲む梵では初の五百万石と言うことで、下記感想を書き終えてから、オフィシャルサイトの紹介を参照してみました。
福井県が誇る、酒造好適米・五百万石にこだわった、「梵・五百万石 無濾過 純米大吟醸」の搾りたての新酒の生酒を、そのまま超低温(マイナス10度C)で、約1年間、氷温熟成された後、出荷の直前に濃度調整して、1回だけ火入れをして“旬の旨さ”を封じ込めた、”五百万石の純米大吟醸酒”です。キリっと透明感のある果物のような素晴らしい香りと、骨格に芯があり、深くてなめらかな味が抜群です。
とあります。なるほどいわゆる氷温生貯蔵酒!だったんですね~。
梵(ぼん)「純米大吟醸」五百万石無濾過 レビュー
開栓は8月22日(日)で、約3週間経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。無濾過らしくほんのり黄色く色付き、無濾過の割に比較的綺麗な澄み方をしております。
上立ち香は、穏やかながら心地よく、白桃を思わせるように香ります。ここのところ飲んでいたお酒が華やかなので落ち着いて感じますが、その分このお酒で最後まで通せそうな雰囲気のある香りです。
含むと、…、、じわりと旨い。純米大吟醸らしい美しい範囲の旨味で、膨らみは大きすぎることはなく、その分熟成酒らしい幅のある旨味。縦ではなく横に広がる感じです。酸は抑え込まれており、北陸のお酒らしい上品な仕上がり。後半は比較的潔く引き上げていきます。加水調整の恩恵も受け、このあっさりした感じはいかにも自分好みで、好感の持てる綺麗さ。
もう一度注意深く含む。この清々しいあっさり感。これは睡蓮のファビオラだ。丸味を帯びた、ふんわりした花弁。水彩画を思わせるようななだらかなグラデーションは、ひっかかることのない梵らしさ。チャームポイントはチラ見せする黄色いシベ。旨いっす。
氷温熟成の可能性♪。梵のお酒はもともとほとんどのラインナップがこの丸味を帯びたものですが、コロナ禍は他の酒蔵にも大きく影響しております。今後、出荷されなかったお酒が素晴らしい管理でまるくなり出てくることを期待します。
睡蓮(ファビオラ) 2021-09-10撮影
SONY α7Ⅲ
Carl Zeiss Makro-Planer T* 2.8/100 AEJ
f/4、1/750sec、ISO-100、WB-5000K
この日合わせたのは、アジフライ。昔は鯵(アジ)や鯖(サバ)があまり好きではありませんでした。パサパサして感じたんですよね~。最近ではお惣菜で購入してくるアジフライが結構お気に入りで、身も分厚くふっくらしていて食べ応え十分。アジの旨味を梵が包み込む。お試しあれ。
梵(ぼん)「純米大吟醸」五百万石無濾過 データ
醸造元 | 合資会社加藤吉平商店(福井県鯖江市) |
---|---|
使用酵母 | - |
使用米 | 福井県産五百万石50%精米 |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
アルコール度 | 15度 |
杜氏 | 平野明 |
製造年月 | 2021/04 |
容量 | 1.8L |
価格 | 3,000円(税別) |
購入 | 頂き物 |
梵(ぼん)「純米大吟醸」五百万石無濾過 YouTube
梵(ぼん)「純米大吟醸」五百万石無濾過に関するリンク
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