昨晩は福井県の合資会社加藤吉平商店さんが醸す、梵(ぼん)「純米大吟醸」初雪しぼりたて薄にごり活性生原酒をいただきました。
今年の4月、蔵に併設されている販売所を訪れたときに何本か購入し、先日はスパークリングを第一弾として紹介しました。順に紹介していくシリーズ第二弾は、初雪しぼりたて薄にごり活性生原酒です。
梵と言えば、平均精米歩合は非常に高いことで知られていますが、新しくなったオフィシャルサイトによると何と34.5%だそうです。
このお酒も表示上は50%精米ですが、35%精米のお酒とのブレンドになっています。薄にごり、蔵の隠し酒を堪能させていただきます。
冷凍庫に一旦移し、温度を下げてから開栓いたしました。薄にごりですが、上澄みをとることができましたので、まずは吟醸グラスに五分目ほどと、ゆっくり攪拌してから薄にごりの状態を五分目ほど注ぎました。濁りのほうでもうっすらと霞む程度で、上澄みは程々に澄んでいます。
まずは上澄みです。上立ち香は心地よく華やかにメロンを思わせるように香ります。いいなぁ、バランスの良い我が家好みの香りです。
含むと…、…、活性とあるので、もう少しガス感があると想定していましたが、その点は大人しいです。その分強めの甘味が意外で、いままで飲んだ梵の中ではもっともメリハリがあります。強めと言っても嫌みはまったくないところは、流石の梵。綺麗な甘みは、僅かな余韻を残し収束していきます。
今度は霞んだ方を含む。口当たりにわずかにさらさらと流れるものを感じる程度で、旨味の幅や粘性などは変化なく、気持ちよく喉を通った後は、またもやあの余韻。
この余韻をさらに堪能すべく、注意深く含む。メリハリはあるが、ガチャガチャしていない。シンプルな甘みが、美しい曲線を描きながら、ゼロへ収束していく。旨いっす。
この日合わせたのは、いつものチョレギサラダにサラダチキン、そしてごはんはなしの納豆、先日の餃子の残りを揚げたもの。体が脂を欲しているのか、この揚げ餃子が旨かった。そして梵の甘味が脂質と融合♪。お試しあれ。
梵(ぼん)「純米大吟醸」初雪しぼりたて薄にごり活性生原酒 データ
醸造元 | 合資会社加藤吉平商店(福井県鯖江市) |
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使用酵母 | KATO9号(自社酵母) |
使用米 | 兵庫県産特A地区契約栽培山田錦50%精米 兵庫県産特A地区契約栽培山田錦35%精米ブレンド |
アルコール度 | 17度 |
仕込水 | 日野川伏流水 |
杜氏 | 平野明 |
製造年月 | 2018/04 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,800円(税別) |
購入 | 合資会社加藤吉平商店 |
梵(ぼん)「純米大吟醸」初雪しぼりたて薄にごり活性生原酒に関するリンク
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梵(ぼん)「純米大吟醸」初雪しぼりたて薄にごり活性生原酒に関するブログ
2018/06/24 梵(ぼん)「純米大吟醸」プレミアムスパークリング
福井県の加藤吉平商店さん、梵(ぼん)「純米大吟醸」プレミアムスパークリングを飲んだ感想。炭酸をどけるようにスワリングし、運び入れる。舌が少し慣れたのか?、やや炭酸が弱まったのか?、先ほどより心地よい甘味を見つけやすい。磨き抜かれた綺麗な甘味は、炭酸とともに消えていく。
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