昨晩は静岡県の英君酒造株式会社さんが醸す、英君(えいくん)「特別純米」エイクン・ザ・ノースをいただきました。
英君とびっきりシリーズの中休みとして紹介いたします。北海道産きたしずくを使用した北海道限定の英君ということで、チーム由紀の酒(酔っぱらいくまさん担当)でお取り寄せいたしました。
ここで、「きたしずく」についておさらいしておきます。2010年、北海道立総合研究機構農業研究本部中央農業試験場で、雄町とほしのゆめのF1を母株(種子親)に、吟風を父株(花粉親)として交配・育成された。吟風や彗星と比べても、心白の発現が良好で千粒重も重く、耐冷性に優れる。
農淳甘口の吟風と淡麗辛口よりの彗星の中間の特性を持つという、この「きたしずく」。楽しみです。
英君(えいくん)「特別純米」エイクン・ザ・ノース レビュー
開栓は2ヶ月前です。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。色は僅かながら緑黄色で、無濾過らしい澄み方をしています。
上立ち香は、穏やかながら心地よくバナナを思わせるように香ります。開栓当初は僅かに揮発感を伴うものでしたが今は落ち着き、程よい雰囲気のある香りとなっています。
含むと、おおお、旨味!。香りから想定していた甘味は抑えられており、代わりにふわっと膨らむ旨味が心地よい。後味にほんのり甘味が乗るが総じて軽快で、後半の演技時間を短く感じさせ捌けていきます。
もう一度注意深く含む。溶けたはずの糖分は計画的に旨味へとすり替えられている。これは単焦点レンズの開放で捉えたキバナコスモスだ。美味しい部分は焦点の合っている「しべ」部分に集約。しかし背景部分のとろける描写の中にも、その片鱗となる葉の描写が点在。旨いっす。
キバナコスモス Golden cosmos 2019-09-04
SONY α7Ⅲ Carl Zeiss Makro-Planar T* 2.8/60 C MMJ
f/2.8、1/1000sec、ISO-100、WB-4200K
この日合わせたのは、〆サバ、スモークタン、枝豆。〆サバは卑怯だよね~。間違いなくお酒のすべりを良くしてくれます。これがほんのり効いている酢からくるものなのか?、それとも独特の脂からくるものなのか。お試しあれ。
英君(えいくん)「特別純米」エイクン・ザ・ノース データ
醸造元 | 英君酒造株式会社(静岡県静岡市清水区) |
---|---|
使用酵母 | 静岡NEW-5 |
使用米 | 北海道産きたしずく60%精米 |
日本酒度 | +3.5 |
酸度 | 2.1 |
アルコール度 | 16度 |
杜氏 | 粒來保彦 |
製造年月 | 2019/04 |
容量 | 1.8L |
価格 | 2,917円(税別) |
購入 | 酔っぱらいくまさんにお願いしました |
英君(えいくん)「特別純米」エイクン・ザ・ノースのYouTube
英君(えいくん)「特別純米」エイクン・ザ・ノースに関するリンク
日本酒ガイド > 静岡県 > 英君(えいくん)英君酒造株式会社
コメント