本日は先日ちょうど飲みきったお酒の紹介です。京都府(本社)の月桂冠株式会社さんが醸す、月桂冠(げっけいかん)「純米」昭和51年秘蔵古酒です。購入したのは昨年の年末でしたが、ちびりちびりとやってました(笑)。
上立ち香はかぐわしく、茶褐色の色合いと相まって”時”を感じさせてくれます。含むと香ばしい甘味ある味わいで、非情に複雑です。滑らかな口当たりで旨いっす。
飲んだ温度帯は、冷酒~常温~人肌までですが、常温から人肌くらいで、このお酒の美味しさが一番発揮されるような気がしました。
この茶褐色の色ですが、アミノ酸が糖類と結合してアミノカルボニ反応をし、褐色色素が形成され、独特の香りもでるのだそうです。
滑らかな口当たりは、以前由紀の酒掲示板で教えていただいたところによると、分子レベルでアルコールが水に包み込まれ、落ち着いた状態になるのだそうです。これをクラスター効果と言うのだそうですが、心地よい丸みのある味わいになります。
”時”という自由に操ることのできない要素が、このお酒の面白さを出しているように感じました。
月桂冠(げっけいかん)「純米」昭和51年秘蔵古酒 データ
醸造元:月桂冠株式会社(京都府京都市伏見区)
日本酒度:-33
酸度:3.7
アミノ酸度:2.9
アルコール度:16.5
720ml 10,194円(税込み)
購入:島田商店
月桂冠(げっけいかん)「純米」昭和51年秘蔵古酒に関するリンク
月桂冠(げっけいかん)「純米」昭和51年秘蔵古酒(日本酒ラベル)
月桂冠オフィシャルサイト
コメント