ひやおろしとは、冬に搾ったお酒を劣化しないように火入れ(加熱殺菌)して貯蔵し、秋になり外気と貯蔵庫の中の温度が同じくらいになった頃に、瓶詰め時の二度目の火入れをしないで「冷や」のまま、大桶から樽に「卸(おろ)して」出荷したことから、呼ばれるようになりました。
皆さん、秋です!。だれが何と言おうと秋なんです。ちなみに立秋は8月7日だったそうです。ひと月以上も前の、あっつい最中に「秋ですね~。」なんて言ってると、さすがに「この暑さでやられたか?」と思われそうですが、9月も半ばに入ったら、「もういいでしょ~。」
待ちに待った「ひやおろし」です。本当に待ってた?。いや…、実は筆者は「ひやおろし」が苦手でした。春先のすがすがしい青空のようなピッカピカの酒を、どうしてわざわざこんな曇り空のお酒にしてしまったの?。なんてのがよくあったんです。現在は火入れ技術や冷蔵設備などの進化で、本当に美味しい「ひやおろし」が沢山出てきています。
そんな「ひやおろし」と、そろそろ旬を迎える「秋の味覚」の絶妙なマッチングを皆さんも楽しんでみましょう。近所のスーパーに出かけ、秋の味覚を探してみましょう。本当は居酒屋さんへ行くのが、もっとも確実に幸せになれそうですが…。
羽根屋のひやおろしと茄子(なす)
茄子(なす)
夏野菜の印象もある茄子(なす)ですが、8月から9月が旬ということで、暦の上では晩夏から初秋に美味しい野菜です。
これを半分に切り、焼くか素揚げにします。あとは生姜醤油をつけるか、「つけてみそかけてみそ」をちょいと乗せるだけ。簡単でしょ?。
生姜醤油の場合は羽根屋の「ひやおろし」が絶妙にマッチします。味噌の場合は長珍かなぁ♪
羽根屋(はねや)「純米吟醸」ひやおろし
羽根屋(はねや)「純米吟醸」ひやおろし
富山県の富美菊酒造株式会社さんが醸す、羽根屋(はねや)「純米吟醸」ひやおろしを飲んだ感想。酸の出方は※須臾(しゅゆ)にして可憐。綺麗にあっと言う間に口中からなくなります。
陸奥八仙のひやおろしと秋刀魚(さんま)
秋刀魚(さんま)
秋の味覚と言えば、何といってもこの時期に出回る生食用の秋刀魚(さんま)。昔はありえませんでしたが、流通の発達のおかげで、漁港のそばでもないのに秋刀魚(さんま)を刺身で食べることができるようになりました。9月ころの北海道産を皮切りに、順に三陸の方に降りてきます。持った時に、ピンっと立つような秋刀魚(さんま)は、その歯ごたえをも楽しめます。独特の脂も癖がなく、このお酒と合います。
陸奥八仙(むつはっせん)「特別純米」ひやおろし無濾過原酒
陸奥八仙(むつはっせん)「特別純米」ひやおろし無濾過原酒
青森県の八戸酒造株式会社さんが醸す、陸奥八仙(むつはっせん)「特別純米」ひやおろし無濾過原酒を飲んだ感想。園児たちが仲良く手をつなぎ、楽しそうに整列してお行儀良く歩いていく。ね、微笑ましいでしょ?。後半の引き際は、やっぱりお行儀の良さでした。
黒龍のひやおろしと松茸(まつたけ)
松茸(まつたけ)
秋の味覚と言えば、松茸♪。一度でいいから松茸でお腹一杯になってみたい♪。なんて思ったもんです。旬は9月から10月で、独特の香りや食感がたまりません。
黒龍は越前蟹と合わせるのも最高ですが、「ひやおろし」には秋の味覚の王様「松茸(まつたけ)でしょう。え?、画像がおかしい?。我が家ではこれを松茸(まつたけ)と教えられましたが、何か?
黒龍(こくりゅう)「吟醸」ひやおろし
黒龍(こくりゅう)「吟醸」ひやおろし
福井県の黒龍酒造株式会社さんが醸す、黒龍(こくりゅう)「吟醸」ひやおろしを飲んだ感想。アルコール度の濃さを感じさせながらも、ぬぐい去っていくように切れて行くのが不思議な感覚です。なんだ?何で〆ているんだ?とやっているうちに一合がなくなる。
蓬莱泉の夢筺(ゆめこばこ)と銀杏(ぎんなん)
銀杏(ぎんなん)
これまた秋の味覚の代表格、銀杏(ぎんなん)です。旬はもう少し先になり、10月から11月ころと言われています。この地方では祖父江町の銀杏が有名で、昨年頂いた「籐九郎」は見た瞬間に「でかっ」と言ってしまうほどでした。もちっとした食感と独特の風味があります。炒った銀杏(ぎんなん)を塩でいただきます。
そして、そんな銀杏(ぎんなん)には、こんなお酒がマッチします。
蓬莱泉(ほうらいせん)「特別純米」夢筺(ゆめこばこ)
秋の味覚と言えば、松茸♪。一度でいいから松茸でお腹一杯になってみたい♪。なんて思ったもんです。旬は9月から10月で、独特の香りや食感がたまりません。
黒龍は越前蟹と合わせるのも最高ですが、「ひやおろし」には秋の味覚の王様「松茸(まつたけ)でしょう。え?、画像がおかしい?。我が家ではこれを松茸(まつたけ)と教えられましたが、何か?
黒龍(こくりゅう)「吟醸」ひやおろし
福井県の黒龍酒造株式会社さんが醸す、黒龍(こくりゅう)「吟醸」ひやおろしを飲んだ感想。アルコール度の濃さを感じさせながらも、ぬぐい去っていくように切れて行くのが不思議な感覚です。なんだ?何で〆ているんだ?とやっているうちに一合がなくなる。
これまた秋の味覚の代表格、銀杏(ぎんなん)です。旬はもう少し先になり、10月から11月ころと言われています。この地方では祖父江町の銀杏が有名で、昨年頂いた「籐九郎」は見た瞬間に「でかっ」と言ってしまうほどでした。もちっとした食感と独特の風味があります。炒った銀杏(ぎんなん)を塩でいただきます。
そして、そんな銀杏(ぎんなん)には、こんなお酒がマッチします。
どうだぁ~、飲みたくなった?。合わせたいお酒は他にもいろいろありますが、「ひやおろし」の中でも昨年飲んで美味しかったところを紹介いたしました。
このブログを見ていらっしゃる方々の中には、「この秋の味覚なら、このお酒でしょう!」と言うご意見があるかと思います。ぜひコメントからお聞かせくださいませ。
「ひやおろし」と秋の味覚に関するリンク
日本酒ブログ仲間さんが「ひやおろし」の出荷時期について言及されてます。解禁日を設定してお祭り騒ぎってのもいいですね~。
日本酒好きのおっちゃんが何か言うとるわ > 汗ダッバー出る季節に「ひやおろし」?…
しーたかの日本酒アーカイブ > ひやおろしの出荷時期早すぎませんか?解禁日設定しようよ…。
【簡単】日本酒とつまみの相性を科学する【レシピ】
日本酒とつまみの相性を科学すると題して、日本酒に良く合う代表的なつまみを紹介いたします。科学すると言う以上は、良く合うとされる根拠も踏まえてお伝えします。
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