昨晩は静岡県の磯自慢酒造株式会社さんが醸す、磯自慢(いそじまん)「吟醸」をいただきました。
先日の磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」大井川の恵み・薆瞬(かおるとき)に引き続き、このお酒もブログでは紹介できていませんでした。由紀の酒突撃隊長のMASAさんが入手してきてくれたので飲むことができます。感謝♪
裏ラベルには粕歩合までも記載があり、情報の公開に積極的なところも嬉しい蔵元さんです。よく先入観なしにお酒を味わってほしいからとデータなどの情報が少ない蔵元さんもありますが、我々素人は何もなければ価格のみで判断してしまいます。原料である米の品種、磨きや産地、等級、上槽方法など、こだわればこだわるほど記載がなければ不利だと思うのですが…。
すでに知名度のある蔵元さんが、固定ファン向けのお酒として内緒づくしで出される場合は別ですが、初めて購入する銘柄は、どこの産地の米をどこまで磨いたのか?で概ね価格が妥当か判断し、酵母は何を使ったのか、日本酒度や酸度は、などの情報をもとに好みの味わいに近いのかを判断します。ほんの一例ですが、阿波山田錦50%精米、無濾過生原酒で3,456円、M310、±0、1.5なんて書いてあったら、わくわくしてしまいます。ぜひ情報公開をお願いしたいものです。先入観なしで!ってことであれば、ラベルでなくて蔵元オフィシャルサイトか、酒販店での情報公開でもいいと思います。蔵元のサイトや取り扱い酒販店のサイトを、もっと見るようにもなりますし。
さて、例によって裏ラベルの文言も引用しておきます。
吟醸「磯自慢」は、特A地区産山田錦を高度に精白し、南アルプス間ノ岳を源泉とする名水大井川伏流水を用いて吟醸冷蔵仕込室で低温でゆっくりと醗酵させます。長年蓄積した独自の麹造りと優良な酵母(自社保存株)を利用、丹精を込めて手造りされた絶品です。上品な上立ち香、そして爽快でまるい味わいをお楽しみ下さい。かならず冷やしたまま御賞味ください。
とあります。爽快でまるい味わい。楽しみです。
上立ち香は、心地よく華やかにバナナの様に香ります。開栓したてはやや芳香族感も混ざっていましたが徐々に変化し、奥の方にはバナナだけでなく、白桃も混ざる上品な香りに変化していきました。香りは少し落ち着いてからのほうが好感が持てます。
含むと、つるっとした滑らかな飲み口で、粘りがあるかのような甘みが口中に広がります。綺麗なイメージもありつつ、素晴らしい味の乗り。引っかかりなく流れていき、収束へと向かう。
もう一度注意深く含む。滑らかだなぁ、いいぞ~これ!。まったく起伏がないかと言われると、そういうわけではない。綺麗に舗装された真っすぐなハイウェイを、余力のあるエンジンで静かに走行していたら、気が付くと標高の高いところまで来ていたかの様。旨いっす。
磯自慢(いそじまん)「吟醸」 データ
醸造元 | 磯自慢酒造株式会社(静岡県焼津市) |
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使用米 | 麹米、兵庫県特A地区東条町産特等・特上山田錦50%精米 掛米、兵庫県特A地区東条町産特等・特上山田錦55%精米 |
使用酵母 | 自社保存酵母 |
日本酒度 | +6~+7 |
酸度 | 1.1 |
粕歩合 | 53%~58% |
アルコール度 | 15度以上16度未満 |
仕込水 | 大井川伏流水(軟水) |
杜氏 | 多田信男 |
製造年月 | 冷蔵庫取出日:28.9.01 |
容量 | 1.8L |
価格 | 3,350円(税別、遠方は送料の違いあり) |
購入 | MASAさんにお願いしました。 |
磯自慢(いそじまん)「吟醸」に関するリンク
日本酒ガイド > 静岡県 > 磯自慢(いそじまん)磯自慢酒造株式会社
磯自慢(いそじまん)「吟醸」に関するブログ
2017/01/06 磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」大井川の恵み・薆瞬(かおるとき)
磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」大井川の恵み・薆瞬(かおるとき)
静岡県の磯自慢酒造株式会社さんが醸す、磯自慢(いそじまん)「純米吟醸」大井川の恵み・薆瞬(かおるとき)を飲んだ感想。しみじみと旨みと付き合っていると、このお酒で通したくなります。温めの温泉で半身浴でもしているかのようにリラックスできます。ただ香るだけではない、さすがの磯自慢。
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