昨晩は静岡県の株式会社土井酒造場さんが醸す、開運(かいうん)「大吟醸」伝 波瀬正吉 斗瓶取り無濾過生酒をいただきました。
このお酒は2004年、2005年と連続で、由紀の酒で勝手に選ぶBest of the yearに輝き、2006年も動きそうになかったので殿堂入りしたお酒です。当時の全国出品タイプは静岡HD-1酵母とM310酵母の合醸でしたが、現在はHD-1単体で局も全国も出品され、今年も金賞を受賞されています。
一升瓶1万円のお酒ともなると、購入に勇気がいるものですが、このお酒は躊躇なく購入できます。静岡のお酒の会があるときは、必ず最初に開運ブースに行き、乾杯直後からこの種類があるだけ利かせていただくのも定番です。
開運(かいうん)「大吟醸」伝 波瀬正吉 斗瓶取り無濾過生酒 レビュー
開栓後、二ヶ月かけてじっくりといただき、本日飲み切りました。いつもの一合蛇の目猪口に、八分目ほど注ぎます。無濾過生酒としては比較的綺麗に澄んでおり、色もほとんどついていません。タンク番号4番の斗瓶取りのイロハのハと言うことで、3本目と思われます。
上立ち香は、心地よく華やかにマスカットを思わせるように香ります。ほんのり瓜を思わせる香りも混ざる、我が家好みのいい雰囲気の香りです。
含むと、…、…、これぞ究極!。適度な甘み、酸は淡く感じさせ、速やかな収束。まさにこのテンポで、全てを振り返ると、あっと言う間だったと思わせるが、確認するとそこそこの経過時間。充実のひと時。
もう一度注意深く含む。極限まで削り落とされた情報。一見するとシンプルだが、空間から生み出される圧倒されるほどの存在感。これは!、ミニマルフォトだ。線の細い美しい被写体は、確実にそこに存在する。旨いっす。
ミニマルフォト(東京国際フォーラム) Minimal photo(Tokyo international forum) 2019-09-23
SONY α7Ⅲ Carl Zeiss Distagon T* 1.4/35 MMJ
f/8、1/4sec、ISO-100、35mm、Adobeモノクロ
この日合わせたのは、浜松餃子。皆さん、浜松餃子はヘルシーなんですよ~。キャベツ中心の具材なので、カロリーは一般的な肉餃子の半分ほどです。もっとも、いつも一箱40個を一人で全て完食してしまうので、約1,000kcal。カロリーは置いといて、キャベツの甘味がいいんですよね。ほんのり甘味の開運と良く合っていました。餃子のタレはなしで、お試しあれ。
とびっきり部門 由紀の酒 Best of the year 2019 金賞受賞
開運(かいうん)「大吟醸」伝 波瀬正吉 斗瓶取り無濾過生酒 データ
醸造元 | 株式会社土井酒造場(静岡県掛川市) |
---|---|
使用酵母 | 静岡HD-1酵母 |
使用米 | 麹米、兵庫県特A山田錦40%精米、掛米、兵庫県特A山田錦35%精米 |
日本酒度 | +4 |
酸度 | 1.2 |
アミノ酸度 | 0.8 |
アルコール度 | 17度 |
仕込水 | 長命水(軟水) |
杜氏 | 榛葉農 |
製造年月 | 2019/04 |
容量 | 1.8L |
価格 | 10,000円(税別) |
購入 | かたやま酒店 |
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