昨晩は静岡県の株式会社土井酒造場さんが醸す、開運(かいうん)「純米」愛山無濾過生酒をいただきました。
辨松の松山さんが、このシリーズの山田穂を絶賛しているのを見て飲んでみたくなりました。純米無濾過生原酒シリーズは、山田錦、愛山、赤磐雄町、山田穂、誉富士の五種類。どうせなら全てを飲み比べたいと思い、浜松の酒販店かたやま酒店さんに発注いたしました。
一升瓶で5本あるので、チーム由紀の酒の面々にも集まっていただき、平成最後の飲み会と称して開運祭りを実施しました。後日、残りをじっくり飲み比べたので、順に紹介していきます。シリーズ第一弾は開運(かいうん)「純米」愛山無濾過生原酒です。
開運(かいうん)「純米」愛山無濾過生酒 レビュー
開栓は4月30日ですので、三ヶ月前となります。いつもの一合蛇の目猪口に、八分目ほど注ぎます。無濾過生原酒としては比較的綺麗に澄んでおり、色もほとんどついていません。
上立ち香は、穏やかながら心地よくメロンのように香ります。静岡らしいというよりは、バランスの良い香り。
含むと、ん~、香りから繋がるような、何ともバランスの良い甘味。飲み比べした時の印象はそのままで、酸が抑えてあることもあり、5本の中ではもっとも甘く感じます。後半はその甘さを引きずることはなく、気持ちよく切れていきます。抑えてあるのは酸だけではなく、愛山にありがちな苦みも抑えてあり好感がもてます。
もう一度注意深く含む。ん~何でしょう?、このハイブリッドなイメージ。よくぞここまで!と感嘆させられるほど、うまくまとめ上げたイメージ。これは、ぱっと見は妖艶なほどのメリハリのあるコントラストながら、全体のバランスはそう感じさせない睡蓮の「しずく」だ。素晴らしい色合い。旨いっす。
睡蓮のしずく Shizuku 2019-07-30
SONY α7Ⅲ Carl Zeiss Makro-Planar T* 2.8/60 C MMJ
f/8、1/250sec、ISO-100、WB-4300K
この日合わせたのは、出汁巻き卵。板さんに教えていただいたとは言え、あの手際がないのでまだまだですが、究極まで出汁を入れたふわとろ出汁巻き卵も随分それっぽくなってきました。この旨味が開運の愛山のバランスの良い甘味とマッチしていました。お試しあれ。
開運(かいうん)「純米」愛山無濾過生酒 データ
醸造元 | 株式会社土井酒造場(静岡県掛川市) |
---|---|
使用酵母 | 静岡New-5酵母 |
使用米 | 愛山55%精米 |
日本酒度 | +2.0 |
酸度 | 1.3 |
アミノ酸度 | 1.1 |
アルコール度 | 17度 |
仕込水 | 長命水(軟水) |
杜氏 | 榛葉農 |
製造年月 | 2019/03 |
容量 | 1.8L |
価格 | 3,200円(税別) |
購入 | かたやま酒店 |
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開運(かいうん)「純米」愛山無濾過生酒に関するリンク
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開運(かいうん)「純米」愛山無濾過生原酒に関するブログ
2019/08/21 開運(かいうん)「純米」山田錦無濾過生酒
静岡県の株式会社土井酒造場さんが醸す、開運(かいうん)「純米」山田錦無濾過生酒を飲んだ感想。美しい。この品の良い美しさ!これは、睡蓮のチャールズ・ウィンチだ!。シリーズの中ではもっとも洗練された質感。秀逸なのは中心部分の肌理の細かさ。
2019/08/20 開運(かいうん)「純米」誉富士無濾過生酒
静岡県の株式会社土井酒造場さんが醸す、開運(かいうん)「純米」誉富士無濾過生酒を飲んだ感想。この美しい旨味のグラデーション。これは、睡蓮のブルズ・アイだ!。シリーズの中ではもっとも赤みの強い美しい花弁は、中心部分で次々と開花待ち。将来の楽しみをも見せてくれます。
2019/08/17 開運(かいうん)「純米」赤磐雄町無濾過生酒
静岡県の株式会社土井酒造場さんが醸す、開運(かいうん)「純米」赤磐雄町無濾過生酒を飲んだ感想。愛山の妖艶さには届かないものの、シベとのコントラストは優る睡蓮の「バヨーブルー」だ。シベに混ざる赤みが、全体のグラデーションを整える。
2019/08/03 開運(かいうん)「純米」愛山無濾過生酒
静岡県の株式会社土井酒造場さんが醸す、開運(かいうん)「純米」愛山無濾過生原酒を飲んだ感想。ん~何でしょう?、このハイブリッドなイメージ。これは、ぱっと見は妖艶なほどのメリハリのあるコントラストながら、全体のバランスはそう感じさせない「睡蓮のしずく」だ。素晴らしい色合い。
2019/08/08 開運(かいうん)「純米」山田穂無濾過生酒
静岡県の株式会社土井酒造場さんが醸す、開運(かいうん)「純米」山田穂無濾過生酒を飲んだ感想。エッジがシャープで色彩はバランス。これは、睡蓮の「ピンクフラミンゴ」だ。細身のシャープな花弁が八重に重なり、色彩と共にバランスを見せる。
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