開運の土居酒造場さんを見学出来る企画が、静岡県の酒販店さん三件で合同主催されますよ~と言う情報をMASAさんに教えていただけました。由紀が出産を控えており、予定日もあと2週間と迫っておりましたので迷いましたが、こんなチャンスはなかなかないってことで由紀の酒突撃レポートチームを編成して、襲撃してまいりました。突撃レポート隊長にMASAさん、補佐にはお客様迎撃隊長の酔っ払いくまさん。やや風邪気味の自分は、いそいそとついていきました。
今回はチーム編成のおかげで沢山ある写真を中心にレポートいたします。
土井酒造場さん蔵見学
土居酒造場さんの明治20年頃に建てられたという非常に趣のある門です。後日メールにてリカーランドヤマヤの夏目さんに教えていただきましたが、尾瀬あきら先生がこの蔵を訪れた時、この門をスケッチされたそうです。
(夏子の酒9巻の86頁)
新中野工業さんの新鋭精米機NF-32インチ型
非常に縦に長い機械で、蔵の屋根を突き破ったような形で設置されているのが印象的でした。従来の26インチよりロール(精米をする砥石)が大きいため、低い回転数で精米できるのが特徴。摩擦による熱が出にくく、精米時に米の水分を過度に奪わずにすむそうです。
これが静岡県工業技術センターが開発し、焼津市の石田鉄工所で製作された「KID洗米機」だそうです。
毎分700Lもの水で綺麗に糠を洗い流されます。安定した原料処理が可能になり重要な麹づくりもしっかりと出来るそうです。
堀江式の甑(こしき)というそうですが、蒸気の質がいいそうです。おそらく蒸気の温度や量、水分量が程よいのでしょうね。
麹室です。蓋麹の部屋(左)とハクヨーという会社の製麹機(右)です。
大吟醸のもろみです♪これが搾られて・・・さぁだんだん、あなたも開運が飲みたくなってくる~飲みたくなってくる~
温度管理の出来るでっかい冷蔵庫のような部屋に槽(ふね)と薮田(やぶた)が設置されていました。
土井酒造場さんで特筆すべきは、環境のことも真剣に考え、実践されているところです。
右の写真が浄化槽ですが、酒造りの過程でどうしてもでる廃水をここで浄化してから排水しているそうです。モカベージュに濁って見える水は、濾過バクテリアが大量に繁殖され、水を綺麗にしています。
又、左上の写真は昨年倉庫の屋根に取り付けられたソーラーパネルです。
蔵で使用する電力の半分でも自社で賄うことができればと言うおもいで設置されたそうですが、今日は天気も良かったので、左下の太陽光発電計測システムのパネルには、本日の発電電力量124.8kWhと表示されており、一日に使う電力約120kWhを充分賄えておりました。
由紀の酒突撃レポートチームもきき酒に挑戦。1~4のお酒とA~Dのお酒を一致させることが出来るか?
蔵見学のしめに波瀬正吉杜氏と記念撮影。
波瀬氏が土井酒造場の杜氏となったのが昭和43年11月だそうで、自分がおぎゃ~と生まれたころには、すでに杜氏として開運を造っておられたと聞き驚きました。この日も多くの開運ファンに対し蔵の説明を元気にされておりました。ますますこれからといった感じですね。
場所をヤマハリゾートつま恋に移して宴会です。タンクからすくって手詰めしたという大吟醸が配られ、土井社長の音頭で乾杯。
突撃チーム、早速土井社長に突撃。名刺交換させていただきました。
土井社長と記念撮影
2005年11月 追記
土井社長は2005年11月02日、藍綬褒章を受章されました。おめでとうございます。
宴会のお酒たち
MASAさんがGETした波瀬杜氏のサイン
開運の瓶型の大きな看板。
この石も記念に持って帰ろっと♪
突撃チーム撮影風景
おお、この開運の看板には後光が!
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