昨晩は愛知県の株式会社萬乗醸造さんが醸す、醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」山田錦 EAU DU DESIR 2014をいただきました。開栓は5日前の日曜日ですが、さすがに九平次の山田錦火入れ。いかにも飲み頃は先に感じたので、少々引っ張りました。
上立ち香は非常に穏やかで、何かの小さな花の様に香ります。開栓直後にあった麹の香りは影を潜め、この花はまだまだ開きそうなイメージもあります。含むと、胡麻酢レンコンサラダとの相性抜群!。酸が程よくほどけて、まるみのある旨みとなって口中に幕を張ろうとしますがそこまでは至らず、はじくように流れていき収束。これまた開栓直後にあった凹凸のある酸と比べると、随分イメージを変えました。収束までの時間が短いので九平次らしい安定感は相変わらずです。旨いっす。
今回、雄町と山田錦を2種類飲んであらためて感じたことは、そのお酒のもっとも美味しい瞬間を見極め堪能すると言う意味では、ただ開栓して飲めば、その瞬間に高確率で立ち会えるのが易しいお酒とするならば、醸し人九平次は結構難しいということです。開栓後も空気にしっかり触れてからの方が美味しく感じたし、合わせる食事もチーズやバター、酢など味の濃いものの方が、九平次の持つ酸の彩を引き出してくれます。
洗い流すのか、寄り添うのか、別のものと融合することで異次元に行くのか?。最後の融合がマリアージュと言うことになるのでしょうが、九平次さんの※オフィシャルサイトには、ちゃんとそんな提案もなされています。
醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」山田錦 EAU DU DESIR 2014 データ
醸造元:株式会社萬乗醸造(愛知県名古屋市緑区)
使用米:山田錦50%精米
瓶詰:27/01
アルコール度:16度
仕込み水:愛知と長野の県境、標高1500m山の天然水
杜氏:佐藤彰洋(チーフブリュアリスト)
容量:1.8L
価格:3,528円(税別)
購入:酒のきまた
醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」山田錦 EAU DU DESIR 2014に関するリンク
醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」山田錦EAU DU DESIR(日本酒ラベル)
中部地方地酒特集 > 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)株式会社萬乗醸造商品一覧
※株式会社萬乗醸造さんオフィシャルサイト
醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」山田錦 EAU DU DESIR 2014に関するブログ
日本酒半可通日記 > 醸し人九平次 純米大吟醸山田錦 EAU DU DESIR 2014
コメント