昨晩は奈良県の油長酒造株式会社さんが醸す、風の森(かぜのもり)「純米」愛山しぼり華をいただきました。
久しぶりに風の森が飲みたくなったので、キヌヒカリの笊籬(いかき)採り、愛山や雄町のしぼり華など、3本購入してきました。順に紹介していくシリーズ第二弾です。
風の森はこのブログでも何本か紹介しておりますが、愛山ははじめてとなります。愛山であまり磨いていないお酒は英君さんの愛山ノ山廃が真っ先に思い浮かびますが、それでも65%精米。今回の風の森は80%精米と言う、かなり磨いていない米を使用しているタイプなので、愛山の特徴がストレートに出ていそうです。はたしてどんな味わいなんでしょう?。
裏ラベルの商品紹介は…、
本年もお米の個性を発揮させるため、80%精米で醸造いたしました。マスカットを思わせる軽快な香り。80%精米ならではの、立体感ある味わい。キラキラとした透明感を感じていただける酒質になりました。
とあります。またまたぁ。80%精米で、キラキラとした透明感?。まじっすか?。
開栓直後です。いつもの一合蛇の目猪口に、八分目まで注ぎます。前回の笊籬採りのように、細かい気泡が舞うほどではありませんが、びっしりと炭酸の粒がついています。低精白の生原酒らしからぬ透明感、綺麗に澄んでいます。
上立ち香は、穏やかながら心地よく白桃を思わせるように香ります。ヘッドスペースができてからはバナナも感じられるようになりました。いい雰囲気の香りで、麹や糠の香りは含まれていません。
含むと、風の森らしいピチピチとした炭酸のファーストアタックの隙間から、ふつふつと出てくる甘味。酸味もほのかに感じるが、ジューシーさに華を添えている程度。後半は綺麗にぬぐいさられ、消えていきます。愛山に良く感じる、溶けた厚みならではの苦みも、炭酸にマスキングされたのか強くは感じません。80%精米?嘘だぁ~♪。
もう一度注意深く含む。プチプチ炭酸、プルプル甘味の一連の流れ。それはまるでタピオカがメロンソーダの中に入っていて、口中をブルンブルンさせているよう。まいりました、旨いっす。
この日合わせた中でもっとも印象的だったのは、鶏もも肉の塩焼き。一旦調理されたものをレンジで温めたんですが、旨そうな水分が出てしまっていたので、一緒にフライパンに戻して炒めなおしました。これが鶏の旨味ががっつり出てて、旨かったぁ!。しかも染み込んだほんのり塩味が、風の森の甘味を引き立てていました。お試しあれ。
風の森(かぜのもり)「純米」愛山しぼり華 データ
醸造元 | 油長酒造株式会社(奈良県御所市) |
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使用米 | 兵庫県加東市特A産愛山80%精米 |
使用酵母 | 協会7号系 |
発酵日数 | 32 |
アルコール度 | 17度 |
仕込水 | 金剛葛城山系深層地下水 硬度214mg/l(硬水) |
杜氏 | 松澤一馬 |
製造年月 | 2018/03 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,400円(税別) |
購入 | 酒のきまた |
風の森(かぜのもり)「純米」愛山しぼり華に関するリンク
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2018/07/06 風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」キヌヒカリ笊籬(いかき)採り
奈良県の油長酒造株式会社さんが醸す、風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」キヌヒカリ笊籬(いかき)採りを飲んだ感想。穏やかになった炭酸の刺激。その隙間からこぼれでてくる甘味は、開栓直後より幾分わかりやすくなりました。なるほど~笊籬採り!。篩(ふるい)から出てきた繊細な甘みは、何とも可愛らしい。風の森でしか味わえないオンリーワン。
2010/01/01 ※1.由紀の酒 Best of the year 2009
由紀の酒-日本酒談義-管理人が勝手に選ぶ、由紀の酒 Best of the year。2009年にいただいたお酒の中でもっとも心に残ったお酒を「とびっきり部門」、「コストパフォーマンス部門」の二部門に分けて紹介いたします。
コメント
風の森、美味しいですよね♪
純米しぼり華のコスパは秀逸だと思います(*^_^*)
愛山もここ数年リピートしており、毎年楽しみです(≧▽≦)ノ
なお、yahooブログでは、他のブログとのトラックバックを廃止してしまいました、ほんと困ったものです。
くりのとげさん、コメントありがとうございます。
いやぁ~、愛山旨いっすね~。確かに素晴らしいパフォーマンスでした。
あれま。。YahooブログはYahooどうしでないとトラックバックできないんですね。
残念っす。