昨晩は奈良県の油長酒造株式会社さんが醸す、風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」秋津穂しぼり華2016BYをいただきました。
このブログでも14BY、24BY、25BY(BYとはBrewery Yearで醸造年度のこと。)と三回紹介しているお酒ですが、時々無性に飲みたくなるんですよね~。開栓したてのガス感と甘味のバランスや、その後の変化が面白いお酒です。
BY表示ですが、裏ラベルをよく見ると西暦で2016BYと書かれていました。なるほど西暦の方がわかりやすいかもしれませんね。
さて今回、幸運にも風の森を、笊籬(いかき)採り2種、しぼり華2種の4本を同時購入することができましたので、順に紹介していきます。
裏ラベルの商品紹介は…、
無垢にして上質。風の森には開栓直後、発酵由来の炭酸ガスが含まれていることがありますのではじめは搾りたての味わいを、消えた後はいっそう円熟した味わいをお楽しみ下さい。
風の森は超低温で長期間醗酵を進めることでお米の個性を最大限に引き出しています。
地元の契約栽培米、秋津穂を全量使用。口中に含むと、洋梨のような爽やかな香り。無濾過無加水ならではの膨らみある味わいとキレの良さをバランスよくお楽しみいただけます。
とあります。超低温で長期間醗酵…、高度214mg/Lという硬水は、湧くのがはやいと聞きますが、30日の醪日数でどのような酒になったのか?、楽しみです。
いつもの一合お猪口に、8分目まで注ぐ。非常に細かい気泡が僅かですが付いています。
上立ち香は…、おっと、そうそう最初は麹様の香り。徐々にほどけてマスカットに変化していきます。これも楽しい。いい香りが出ています。
含むと、ジュワっと口中にしみわたる甘味♪。そこには僅かなガス感と酸が、彩りを添えているのが甘味の直後にわかる。何とも爽やかな甘味。この風の森アタックに、いったい何人の人が「ズキューン」となったことでしょう。
もう一度注意深く含む。旨みと綺麗さのバランスが均衡している。僅かな炭酸ですら、このバランスの中に計算されているのがわかる。放置したり、しゃかしゃか振ったりすれば、この炭酸は抜けるであろうが、そんな風の森は見たくないとすら思えてしまう。旨いっす。
風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」秋津穂しぼり華2016BY データ
醸造元 | 油長酒造株式会社(奈良県御所市) |
---|---|
使用米 | 奈良県産秋津穂50%精米 |
使用酵母 | 協会7号酵母 |
発酵日数 | 30 |
アルコール度 | 16度 |
仕込水 | 金剛葛城山系深層地下水 硬度214mg/l(硬水) |
杜氏 | 松澤一馬 |
製造年月 | 2016/11 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,500円(税別) |
購入 | 酒のきまた |
風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」秋津穂しぼり華に関するリンク
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風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」秋津穂しぼり華に関するブログ
2014/07/05 風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」秋津穂しぼり華25BY
2013/11/11 風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」秋津穂しぼり華24BY
風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」秋津穂しぼり華24BY
奈良県の油長酒造株式会社さんが醸す、風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」秋津穂しぼり華24BYを飲んだ感想。シュワ甘な感覚はラムネジュースの様でもあり、強めの甘味が何とも心地よい。
2004/10/06 風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」秋津穂しぼり華15BY
風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」秋津穂しぼり華15BY
奈良県の油長酒造さんが醸す、風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」しぼり華アキツホ無濾過生原酒を飲んだ感想。生酒らしい生き生きとした微発砲感のお酒で、その旨みは複雑さも演出しているよう。
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