昨晩は和歌山県の平和酒造株式会社さんが醸す、紀土-KID-(きっど)「純米」をいただきました。
気になっていた銘柄で、大吟醸、純米大吟醸、純米吟醸、純米と四合瓶ながら四本一気にお取り寄せいたしました。順に紹介していきます。
購入して気が付いたのは、大吟醸や純米大吟醸も含めて四本購入したのに、異様に安かったことです。今回の純米に至っては何と一升瓶価格で2,000円(税別)を切ってます。
人気が出てくるであろう銘柄ですが、何とかこのコストパフォーマンスを維持してもらいたいものです。
ラベルには銘柄の由来が書かれています。
「紀州の風土」という意味から「紀土」という名前をつけました。蔵は山地の多い和歌山でも山の麓の盆地に位置します。朝夕の冷え込みが厳しく、また木や山、大地に磨かれた地下水が豊富な酒造に適した場所です。紀州の良質な水を表現しようとしています。口当たりの柔らかさ、口に入った時の華やかな吟醸香が特徴です。紀州の風土を感じていただければ幸いです。
さて、紀州の風土はどのように感じ取れるか♪。楽しみです。
上立ち香は穏やかで明確ではないものの、奥の方からじわじわと出てくる芳香感。もしや自分の鼻が利いていないのか?と思わせるような香り高いお酒に感じる系統の香り。
含むと、高級酒の様に押し出しは少な目ながら、酸とほのかな甘み、そしてスッキリ系の辛味。もっとも安価な純米から開栓したつもりが、間違って純米吟醸を開けてしまったか?とラベルを二度見しました。間違いなく安価な純米でした。何というパフォーマンス。
後半は綺麗なお酒らしく、余韻も短めで、スッキリと引いていきます。糖分をあまり残さず、比較的醗酵が進んだ辛口のイメージながら、加水も絶妙のバランスで口当たりの良さを表現している。まさに口上通り!。んんー、生原酒も飲んでみたくなるが、これは蔵元が「この状態が最高です。」と言っているかのようで、加水火入れの技術の高さを感じます。旨いっす。
次に人肌まで燗をつけてみました。長方形選択ツールで枠を指定し、選択範囲をブラシツールで旨くぼかしたかのよう。なじむーー。スルスルとすべるように入ってきます。旨いっす。
これで一升瓶価格、税別1,800円(購入当時)とは恐れ入谷の鬼子母神。
紀土-KID-(きっど)「純米」 データ
醸造元 | 平和酒造株式会社(和歌山県海南市)) |
---|---|
使用米 | 麹米、山田錦・五百万石50%精米、掛米、一般米60%精米 |
使用酵母 | 協会7号酵母 |
日本酒度 | +3 |
酸度 | 1.4 |
アルコール度 | 15度以上16度未満 |
仕込み水 | 高野山系紀ノ川支流貴志川伏流水 |
醸造責任者 | 柴田英道(社員杜氏) |
製造年月 | 26/12 |
容量 | 720ml |
価格 | 900円(税抜き) |
購入 | 酒やの鍵本 |
紀土-KID-(きっど)「純米」に関するリンク
日本酒ガイド > 和歌山県 > 紀土(きっど)平和酒造株式会社
紀土-KID-(きっど)「純米」に関するブログ
2015/03/20 紀土-KID-(きっど)「大吟醸」
和歌山県の平和酒造株式会社さんが醸す、紀土-KID-(きっど)「大吟醸」を飲んだ感想。素晴らしい安定感。自分が飲んだ中では唯一のアル添で、もっとも口当たりが円い♪。後半の引き際は潔く、スッキリと引いていきます。
2015/03/17 紀土-KID-(きっど)「純米大吟醸」
和歌山県の平和酒造株式会社さんが醸す、紀土-KID-(きっど)「純米大吟醸」を飲んだ感想。何とも今風のメリハリのある甘味。じゅわっと出てくる味わいも強めで、満足感♪。
2015/03/14 紀土-KID-(きっど)「純米吟醸」
和歌山県の平和酒造株式会社さんが醸す、紀土-KID-(きっど)「純米吟醸」を飲んだ感想。安定感、安心感をそのままに、またシャープな印象までそのままに、すっきりと飲めます。何が変わったって?・・・温度が変わった。。。いや、そうじゃなくて。。。でも、なーんかほっとするんですよねー。
O・No・Re【己〜おのれ】 > 今宵この酒「紀土 -KID- 純米酒」
コメント
旅先の、博多で飲んだお酒が美味しかったので
名前の、記憶だけで探したら和歌山のお酒だと解り、
取り寄せたのが 平和酒造さんの純米大吟醸『紀土』でした。あの香りとフルーティな口当たりが大好きです。
こちらのサイトでも読ませて頂き、他にも試したいお酒を沢山見つけました。これからの季節、冷酒が最高!また、参考にさせて頂きます。
ミレイユさん、コメントありがとうございます。
紀土、おいしいですよね。
中でも、コメントを付けていただいたこの純米は
旨いのに価格も相当お値打ちです。
またの書き込みお待ちしております。