昨晩は福井県の黒龍酒造株式会社さんが醸す、黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」石田屋2013をいただきました。今年もこのお酒を飲むことが出来ました。元旦に開栓したものです。
箱には口上が同封されていました。
凍てつくような大寒の酒蔵の中、蔵人が眠る間もなく醸した香味豊かな大吟醸純米酒を、あえて低温にて長期に熟成させました。よりいっそうのまろやかさが加わり、創業の文化元年より続いている屋号「石田屋」を酒銘として命名いたしました。10~15度に冷やして時の流れとともに深まった香味をお楽しみください。
上立ち香は、穏やかですれ違った瞬間に「ん?」と感じる程度に上品に白桃の様に香ります。含むと、香りの「瞬間」に対して、「永遠」の時を感じさせてくれるかのような穏やかな甘味。しかし、やはりその甘味も一瞬。世界遺産となった富士の稜線のごとくなだらかな甘味を、もっと眺めていたいという願望を断ち切るかのようにシャっと白いシルクのカーテンが閉まる。旨いっす。口上通り、時を感じさせてくれるお酒でした。
終始、硬いもの鋭いもの、エッジといったものを感じさせない酒質はさすがです。いいお酒を堪能させていただきました。以前にも富士の稜線と表現した記憶があったので、ブログ内検索してみると、※富士錦でした。あっ、瓶も似てる。(笑)
黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」石田屋2013 データ
醸造元:黒龍酒造株式会社(福井県吉田郡永平寺町)
使用米:兵庫県産特A山田錦35%精米
使用酵母:蔵内酵母
日本酒度:+5
酸度:1.2
アミノ酸度:1.1
アルコール度:15.0~15.9
仕込水:九頭竜川伏流水(軟水)
杜氏:畑山浩
瓶詰:13/11
720ml 10,500円(税込み)
購入・・・酒のきまた
黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」石田屋2018 YouTube
黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」石田屋に関するリンク
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黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」石田屋に関するブログ
黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」石田屋2020
福井県の黒龍酒造株式会社さんが醸す、黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」石田屋2020を飲んだ感想。何という美しさ。何年か連続で一定量を飲むことで、はじめてわかったような気がする石田屋のもつ宇宙。この信じられないほどの艶、これはヒメリュウキンカだ。本当にこの世に存在する花なの?と疑いたくなるほどの光沢のある質感。
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