ついに念願が叶いました。黒龍酒造さんの蔵見学です。観光蔵ではないので、一般の我々だけでは本来蔵見学はできないのですが、構想12年、2年前から忙しい水野社長のスケジュールを抑え、実現にこぎつけました。
2016年1月10日(日)、由紀の酒突撃チームは福井県の黒龍酒造株式会社さんに現地集合とあいなりました。残念ながら北海道支部のぐらすさんが急きょ来られなくなってしまいましたが、東は東京からえび蔵夫妻、神奈川から吟醸番さん、西は岡山から備前焼さん、愛知からは突撃隊長のMASAさん、迎撃隊長の酔っ払いくまさん、自分です。
黒龍酒造さん蔵見学
12時30分に現地集合となっておりましたので、自分とMASAさんはぴったりの時間に蔵に着きました。他のメンバーはすでに到着しておりました。母屋に通していただき、水野社長から今回の蔵見学の概要を説明していただきました。この画像は母屋の中庭です。雪吊りがしてあり、とても趣があります。そして、いよいよ蔵見学です。
この吟醸大蔵は土壁の三階建て。今となっては建設の許可がおりるかどうかとのことでした。上にかかっているしめ縄は、毎年年末に社員の方々で作るのだそうです。
甑です。ちょうど蒸し上がった五百万石をいただきました。良い感じの外硬内軟、ひねりもちにしていただきました。
放冷機です。なかなか迫力があります。しかし我々の度肝を抜いたのは、この後に見せていただいた原料処理の部分でした。詳しくは書けませんが、黒龍の安定感はここにあるのかとも思わせてくれるものでした。
仕込み水です。波長の関係で青く見えます。話には聞いていたのですが、ここまで青く見えるとやっぱり不思議ですね。
いったい何部屋あるんだ?と言うくらいの麹室(9室)。
麹室の一室では、麹をほぐす作業が行われていました。手で触った感触で水分量がわかるので、機械化できない部分とのことでした。
麹です。いい香りです。先ほどの蒸し米よりも、甘味がわかりやすくなっています。
出来上がった麹は、この部屋で冷やされ出番を待ちます。
自社培養酵母です。協会14号酵母(金沢酵母)の源流となる酵母と、自社のもろみから分離した酵母がもとになっているとのことでした。
もと場です。奥には松尾様もありました。
もと場にあった酒母の一つです。もう少しで完成です。
仕込み場です。ちょうど櫂入れ作業中でした。チーム由紀の酒、何人か頭を梁にぶつけておりました(笑)。
ここで吟醸大蔵の前で記念撮影。皆さんいい顔してます。
搾りは、袋吊り、佐瀬式の槽、薮田です。
搾りたての龍に出会えました。マスカット香、ピチピチした炭酸に元気をもらえるような龍は初体験です。
蔵から出てきたところで、もう一度記念撮影。
出来上がったお酒は、すべて兼定島の酒造りの里へ移されます。と言うことで自分たちも移動。いつも高速道路から眺めていた建物が目の前に♪。
とても綺麗な会議室に案内していただき、こちらでより詳しく黒龍の造りについてDVDで勉強させていただきました。その会議室の壁面には越前和紙で九頭竜川をイメージした作品が飾られていました。
DVDの中にあった製麹の様子は感動しました。室内の空気の流れを止めるために天井部にある天窓を締め、蔵人は四隅に移動してしゃがみ息をひそめます。そして畑山杜氏が蒸し米に種麹を振る、緊張感が伝わってくるシーンでした。
また酒母室で使う暖気樽(だきだる)は黒龍酒造さんオリジナルで、特許権が登録されたものでした。本来は熱湯が一杯まで入った暖気樽を酒母タンクに入れるのですが、重いは火傷の危険はあるはで大変な作業だったそうです。この暖気樽に吸排管をつけることで、問題点が解決されたそうです。
他にも「おお」と思うシーンはありましたが社外秘です。
試飲です。特別なお酒を試飲させていただきました。はい、特別です。それ以上は掲載できません。
黒龍を楽しむ会
一行は一休みした後、場所を馳走えんさんに移しました。ここで黒龍を楽しむ会です。このお店は水野社長が越前ガニ解禁のときにFacebookにアップしていたのですが、まさかお邪魔できるとは!。
水野社長の挨拶の後、乾杯は黒龍「しずく」です。そして素晴らしいお料理の数々、セイコ蟹についている黄色いタグが泣かせます。そして一度食べてみたかったこの姿。本来ちまちまと身を取り出す作業が大変で、お酒どころではなくなってしまうのですが、剥き身が甲羅にすべて乗ってます♪。そして何という甘味!、濃い!と一同驚いておりました。
寒ブリ、バイ貝の造り。ブリの色が違う!、あの血合いの部分でなく、脂が適度に乗った身が絶品でした。またバイ貝がお酒に合うこと♪。一度貝づくしでお酒を堪能してみたいです。
その他、蟹グラタン。のどぐろ、赤ナマコ、生へしこの大根はさみと北陸の幸三昧。こんな塩辛くない美味しいへしこは食べたことがありません。
今回の会には、水野社長のおかげで翌日蔵見学させていただくことになった、常山の常山晋平さんにも来ていただけました。そして持ってきていただいた、常山の美山錦と越の雫。米も酵母も地元にこだわったお酒です。どちらも美味しかったのですが、特に美山錦が香りの出方、甘味の出方共に好みでした。
来ました!越前ガニ。黒龍と言えば越前がに。この黄色いタグがついたものは、市場で見るとこれより少し小さなもので一杯2万4千円!。お店で食べたら…。これもやっぱり甘い♪。素晴らしい旨味です。お酒がすすみます。
お酒も豪勢です。石田屋、二左衛門につづき、平成5年11月瓶詰、高橋貞實杜氏の八十八号。今とはラベルの色が違い青を基調としています。また、えび蔵さんが持ち込んでくれた12年前の九頭竜「純米吟醸」は地元限定だったもの。綺麗な熟成をしており、時間とともにその表情を変えるところも面白かった。その他、ここには書けないお酒も…♪。
締めの料理はバイ貝の石焼ビビンバ、あわび肝ソースがけ。何と言う旨味♪。おこげが芳ばしい♪。おかわりさせていただきました。
最後に馳走えんさんの店の前にて記念撮影。あっと言う間の4時間半でした。料理もお酒も最高ですが、皆さんと過ごせた空間そのものが楽しかったです。参加者の皆様、馳走えんの小松辰平さん、ありがとうございました。最後に水野社長、大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
一行は一休みした後、場所を馳走えんさんに移しました。ここで黒龍を楽しむ会です。このお店は水野社長が越前ガニ解禁のときにFacebookにアップしていたのですが、まさかお邪魔できるとは!。
水野社長の挨拶の後、乾杯は黒龍「しずく」です。そして素晴らしいお料理の数々、セイコ蟹についている黄色いタグが泣かせます。そして一度食べてみたかったこの姿。本来ちまちまと身を取り出す作業が大変で、お酒どころではなくなってしまうのですが、剥き身が甲羅にすべて乗ってます♪。そして何という甘味!、濃い!と一同驚いておりました。
寒ブリ、バイ貝の造り。ブリの色が違う!、あの血合いの部分でなく、脂が適度に乗った身が絶品でした。またバイ貝がお酒に合うこと♪。一度貝づくしでお酒を堪能してみたいです。
その他、蟹グラタン。のどぐろ、赤ナマコ、生へしこの大根はさみと北陸の幸三昧。こんな塩辛くない美味しいへしこは食べたことがありません。
今回の会には、水野社長のおかげで翌日蔵見学させていただくことになった、常山の常山晋平さんにも来ていただけました。そして持ってきていただいた、常山の美山錦と越の雫。米も酵母も地元にこだわったお酒です。どちらも美味しかったのですが、特に美山錦が香りの出方、甘味の出方共に好みでした。
来ました!越前ガニ。黒龍と言えば越前がに。この黄色いタグがついたものは、市場で見るとこれより少し小さなもので一杯2万4千円!。お店で食べたら…。これもやっぱり甘い♪。素晴らしい旨味です。お酒がすすみます。
お酒も豪勢です。石田屋、二左衛門につづき、平成5年11月瓶詰、高橋貞實杜氏の八十八号。今とはラベルの色が違い青を基調としています。また、えび蔵さんが持ち込んでくれた12年前の九頭竜「純米吟醸」は地元限定だったもの。綺麗な熟成をしており、時間とともにその表情を変えるところも面白かった。その他、ここには書けないお酒も…♪。
締めの料理はバイ貝の石焼ビビンバ、あわび肝ソースがけ。何と言う旨味♪。おこげが芳ばしい♪。おかわりさせていただきました。
最後に馳走えんさんの店の前にて記念撮影。あっと言う間の4時間半でした。料理もお酒も最高ですが、皆さんと過ごせた空間そのものが楽しかったです。参加者の皆様、馳走えんの小松辰平さん、ありがとうございました。最後に水野社長、大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
一行はこの後ホテルにて、1時まで反省会?をしたことは内緒です。私は水飲んでただけですが、みんな強すぎ。
黒龍酒造さん蔵見学に関するリンク
日本酒ガイド > 福井県 > 黒龍(こくりゅう)黒龍酒造株式会社
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