昨晩は岐阜県の恵那醸造株式会社さんが醸す、鯨波(くじらなみ)「大吟醸」山田錦40 出品酒 岐阜県鑑評会連合会長賞受賞酒をいただきました。
このお酒はそのまま全国の出品酒となりますが、今年は決審まで行われるのかな?。ちなみにこのブログでは、以前全国の入賞酒を紹介しておりますが、その時は何と!、五百万石50%精米でした。
今回のお酒は先日の由紀の酒オンライン日本酒会「鯨波を楽しむ会」の時に、蔵元の長瀬さんに無理をお願いしたもので、スペックは根掘り葉掘り聞いております。静岡県産山田錦40%精米となっております。
鯨波(くじらなみ)「大吟醸」山田錦40 全国新酒鑑評会出品酒 レビュー
開栓は4月11日(日)で、約一ヶ月経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。まずまず澄んでおり、色も綺麗な緑黄色です。
上立ち香は、穏やかながら心地良くメロンを思わせるように香ります。カプロン酸系ではあるのですが、目の覚めるような香りではなく、比較的おしとやかです。以前から思っていたのですが、協会1801号酵母とM310酵母の違いはありますが、愛知県の勲碧さんと香りの雰囲気が似ています。
含むと、……、甘味、旨味。磨き抜かれた繊細なもので、その振り幅は大きくはないが、確実に感じる米のテクスチャー。酸は球体の周りを縦に筋の様に走り、表情を感じます。凹凸があるのに艶もある。後半は甘味が酸に押されるように消え収束。いい雰囲気です。
もう一度注意深く含む。この縦に入った筋のテクスチャーと艶、これはマクロで見たチューリップの花弁だ。花脈でなかなかの表情を演出しつつも、ちゃんと光沢感もある。旨いっす。
開栓から日数が経過しているのは、空気に触れてからの方が良くなったからですが、一ヶ月経過したことで艶が増したように感じました。崩れそうな雰囲気もまったくないので、まだ行けそうですが流石に量が許してくれません。
チューリップ・ネグリタダブル 2021-04-07
SONY α7Ⅲ
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2.8/60 AEJ
f/8、1/125sec、ISO-100、WB-4650K
この日合わせたのは、ベビーホタテの酒蒸し。程よくワタの旨味もあり、味の濃さとしてはなかなかのもの。しかしそこは鯨波のテクスチャー。きっちりと包み込んでくれます。お試しあれ。
鯨波(くじらなみ)「大吟醸」山田錦40 全国新酒鑑評会出品酒 データ
醸造元 | 恵那醸造株式会社(岐阜県中津川市) |
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使用酵母 | 協会1801号酵母 |
使用種麹 | ハイ・G |
使用米 | 静岡県産山田錦40%精米 |
アルコール度 | 17度以上18度未満 |
仕込水 | 裏山(二ツ森山)の湧き水(軟水) |
杜氏 | 長瀬裕彦(南部杜氏、兼蔵元) |
製造年月 | 2021/04 |
容量 | 720ml |
価格 | 2,800円(税別) |
購入 | 恵那醸造株式会社 |
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