昨晩は愛知県の勲碧酒造株式会社さんが醸す、勲碧(くんぺき)「大吟醸」全国新酒鑑評会出品酒H30BYをいただきました。
由紀の酒-日本酒談義-では、オンライン日本酒会を開催させていただいております。2021年9月19日(日)に勲碧の蔵元杜氏(村瀬社長)と、村瀬専務にも参加いただき、勲碧を楽しむ会を開催いたしました。このお酒はその時に用意したものです。これ以外に「純米吟醸」夢吟香無濾過生原酒も入手しましたので、順に紹介していきます。
一般的には今市場に出回っている全国出品酒はR2BYです。打ち合わせをさせていただいている時に、H30BYの出品酒も出せるとのことでしたので、参加者の皆様に案内させていただきました。
酒質的にも冷蔵熟成が似合いそうな雰囲気があると思っておりましたので、参加者の皆様の意見が聞けて良かったです。この時の様子は最下部リンク※1.由紀の酒オンライン日本酒会「勲碧を楽しむ会」を参照ください。
勲碧(くんぺき)「大吟醸」全国新酒鑑評会出品酒H30BY レビュー
開栓は9月19日(日)で約2週間経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。色はごく僅かな緑黄色で、比較的綺麗に澄んでいます。
飲用温度は12℃ほどです。上立ち香は、程よく穏やかにメロンを思わせるように香ります。裏ラベルには10号系酵母使用と書かれていますが、同じ明利酵母でもM310酵母が使用されています。しかしM310と協会10号酵母の間を思わせるようなイメージの、少し穏やかさのある香りです。
含むと、ジワリと旨い。味乗りも絶妙で、まだ先もありそうと思わせてくれるが、大吟醸の範囲ギリギリまで膨らみを見せる。粒粒を思わせるテクスチャーの甘味と旨味、奥の方から飛び出してくるオレンジ色の心地よい酸味。後半は絞り込むように締め、引き上げていきます。
もう一度注意深く含む。この粒々のテクスチャー!、これは蘭の一種「Den.響」だ。万年筆のペン先を思わせる、このオレンジの飛び出し。粒粒のテクスチャーの甘味は、すぐに美しく溶け抜けていきます。旨いっす。
この日合わせたのは、特性オムライス。玉子だけでなくポーションも使用しフワトロ感を増したオープンオムレツ。ごはんは燻製にした鶏もも肉の炒飯で、アクセントは刻んだパラペーニョ。ここにシメジのホワイトソースがかかる♪。なかなかの兵(つわもの)だが、熟成で膨らんだ勲碧がパーフェクトに覆いかぶさる。お試しあれ。
勲碧(くんぺき)「大吟醸」全国新酒鑑評会出品酒H30BY データ
醸造元 | 勲碧酒造株式会社(愛知県江南市) |
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使用米 | 山田錦40%精米 |
使用酵母 | 10号系酵母(M310) |
アルコール度 | 17度 |
仕込水 | 木曽川伏流水(中軟水) |
杜氏 | 村瀬公康(兼蔵元) |
製造年月(蔵出し) | 2021/09 |
容量 | 720ml |
価格 | 3,000円(税別) |
購入 | 勲碧酒造株式会社 |
勲碧(くんぺき)「大吟醸」全国新酒鑑評会出品酒H30BYに関するYouTube
※1.由紀の酒オンライン日本酒会「勲碧を楽しむ会」
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勲碧(くんぺき)「大吟醸」全国新酒鑑評会出品酒H30BYに関するリンク
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