昨晩は愛知県の勲碧酒造株式会社さんが醸す、勲碧(くんぺき)「純米大吟醸」山田錦50無濾過生原酒をいただきました。
前回紹介した似たようなラベルは、勲碧(くんぺき)「純米大吟醸」山田錦50無濾過原酒で、このお酒の火入れバージョンでした。ぜひ生も自宅でじっくり飲んでみたいと思っていたので、念願が叶いました。
春の勲碧酒造蔵開放の時に購入してきたもので、一緒に木箱入りの「大吟醸」斗びんどり雫酒、「大吟醸」出品酒、「純米大吟醸」あらばしり、「純米吟醸」氷温熟成無濾過生原酒、「純米吟醸」夢吟香無濾過生原酒と一気に6本大人買いしてきましたので、順に紹介していきます。
裏ラベルには、
杜氏の目指すお酒の形が、非常によく出たお酒です。十号らしい味と香りが特徴。
とありますので、ここで協会十号酵母をおさらいしておきます。
協会10号酵母は「明利小川酵母」などとも呼ばれ、明利酒類にて分離されました。分離者の故、小川知可良氏は、東北6県の酒造場から醪を収集し、この酵母の純粋分離と培養を行ったと言うことで、発祥蔵は定かではない。その特徴は、酸(特にリンゴ酸)が少ないことと、高い吟醸香を出すことで、香りが高いことから吟醸酒に、また酸が少ないことから純米酒にも向いている。醪の経過は低温長期型で、アルコール耐性が弱いため扱いが難しい。
前回飲んだ火入れは安定感のある印象でしたが、はたして今年の生はどうか?。
開栓3日後です。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。非常に僅かではありますが、無濾過らしく黄色がかっています。照明の関係かな?と思う程度の色で、透明感はあります。
上立ち香は、穏やかながら心地よく、ほんのりメロンのように香ります。開栓直後より、今日の方がわかりやすいメロン香です。
含むと、グンっと一気に上昇していく旨み。まるで浜松まつりで見た凧のように勇壮で、あんなに大きかった物がすぐに小さくなっていく。
あれっ?どれくらいの時間見上げていたのだろう?、っともう一度注意深く含む。勢いよく上昇していった凧は、これほどうまく制御できるものなのか?と思わせるほど機敏に自陣を巡回し、他が入ってこようものなら容赦なく排除する。その後は誇らしげな顔で安定。旨いっす。
勲碧(くんぺき)「純米大吟醸」山田錦50無濾過生原酒 データ
醸造元 | 勲碧酒造株式会社(愛知県江南市) |
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使用米 | 山田錦50%精米 |
使用酵母 | 協会10号酵母 |
アルコール度 | 16度 |
仕込水 | 木曽川伏流水(中軟水) |
杜氏 | 村瀬公康(兼蔵元) |
製造年月 | 2017/03 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,800円(税別) |
購入 | 勲碧酒造株式会社 |
勲碧(くんぺき)「純米大吟醸」山田錦50無濾過生原酒に関するリンク
日本酒ガイド > 岐阜県 > 勲碧(くんぺき)勲碧酒造株式会社
勲碧(くんぺき)「純米大吟醸」山田錦50無濾過生原酒に関するブログ
2015/04/21 勲碧(くんぺき)「純米大吟醸」山田錦50無濾過原酒
勲碧(くんぺき)「純米大吟醸」山田錦50無濾過原酒
愛知県の勲碧酒造株式会社さんが醸す、勲碧(くんぺき)「純米大吟醸」山田錦50無濾過原酒を飲んだ感想。心地よい甘味が輪郭をぼかしてくれ、素直に受け入れることができる。これまた何と言う安心感。
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