昨晩は徳島県の三芳菊酒造株式会社さんが醸す、三芳菊(みよしきく)「特別純米」山田錦限定おりがらみをいただきました。
先日紹介した五百万石、雄町に続き、いよいよラスボスの山田錦。酒仲間のみぃさんが、お土産として買ってきてくれた、限定おりがらみ3本を順に紹介していくシリーズ第三弾です。みぃさんに感謝♪。
何といってもこのシリーズ、すべてラベルには可愛らしいギター女子が描かれています。おりがらみらしく雪が舞う中、マフラーを巻いた女の子が小さな雪だるまを持っています。右上には「witer fall」と書かれています。冬の訪れでしょうか、ラルクのhyde的には冬の終わりかな?。
ラストの山田錦と言うことで、他の2本との差も含めて紹介いたします。
開栓は三週間前です。いつもの一合蛇の目猪口に上澄み部分を五分目ほどと、別の一合蛇の目猪口にゆっくりと滓を混ぜた部分を五分目ほど注ぎました。上澄みの色は、最も濃い雄町に対し、山田錦は若干ついているかな?と言う程度です。五百万石がもっとも透明感がありました。三種とも滓を混ぜた方でもそれほど濁りませんでした。まさにうっすらと絡む程度。
上立ち香は、心地よく華やかに、イチゴをおもわせるように香ります。香りの出方は五百万石とこの山田錦がよく似ています。いかにも我が家好みの香り。唯一、特定名称を純米吟醸としていた雄町がもっとも穏やかで質の違うものでした。
含むと…、開栓当初にあった、アルコール由来の揮発感はおさまりました。可愛らしい甘味とほぼ同時に、キュンとさせられるような酸味がバランスを取ります。後半は酸味がリーダーシップを見せ、甘味をきちんと整列させて引き上げていきます。
もう一度注意深く含む。程よい甘味とほのかな酸味が、天秤よろしく左右に揺れる。やや左の甘味に傾いているか?、思わず目をとじてしまう優しい甘味。旨いっす。
開栓当初から、綺麗な甘味と酸味のバランスを遺憾なく発揮していた五百万石に対し、開栓後、徐々にその真価を発揮し始め、最後には抜群の安定感と好みの甘味を見せた山田錦。終始、楽しい酸を振りまいてくれた雄町。いずれも飲み比べたからこそ楽しめた個性でした。
これまでに合わせたのは、山菜の天ぷら、貝の三種盛り刺身、三種の山羊チーズ、合鴨スモーク、ピザ、アジフライなど。もっとも山田錦と手をつないだのはアジフライでした。やっぱりタルタルソースがイケメンでした。お試しあれ。
三芳菊(みよしきく)「特別純米」山田錦限定おりがらみ データ
醸造元 | 三芳菊酒造株式会社(徳島県三好市) |
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使用酵母 | 徳島酵母 |
使用米 | 阿波山田錦60%精米 |
アルコール度 | 17度 |
仕込水 | 竜ヶ岳岩清水 |
杜氏 | 馬宮亮一郎(兼蔵元) |
製造年月 | H29/11 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,550円(税別) |
購入 | みぃさんにいただきました |
三芳菊(みよしきく)「特別純米」山田錦限定おりがらみに関するリンク
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三芳菊(みよしきく)「特別純米」山田錦限定おりがらみに関するブログ
2018/03/22 三芳菊(みよしきく)「純米吟醸」雄町限定おりがらみ
徳島県の三芳菊酒造株式会社さんが醸す、三芳菊(みよしきく)「純米吟醸」雄町限定おりがらみを飲んだ感想。食が進んでから、もう一度注意深く含む。幾分丸くなった酸に、神経が集中する。チーズと馴染み始め、奥から見えてくる雄町の旨味。おっ、変わり始めている。まだまだ変化していきそうな奥行き。
2018/03/17 三芳菊(みよしきく)「特別純米」阿波五百万石限定おりがらみ
徳島県の三芳菊酒造株式会社さんが醸す、三芳菊(みよしぎく)「特別純米」阿波五百万石限定おりがらみを飲んだ感想。口角を上げ、やや上目遣いで何やらおねだり。もっ、しょうがないなぁ、とすぐに財布の紐がゆるむ。貰うものをもらうとすぐにぴゅ~っと何処かへ走っていってしまいました。
2008/05/12 三芳菊(みよしぎく)「特別純米」阿波山田錦垂れ口生原酒
徳島県の三芳菊酒造株式会社さんが醸す、三芳菊(みよしきく)「特別純米」阿波山田錦垂れ口生原酒を飲んだ感想。強烈な甘味ながら、意外なほどさらりと切れていく。酸味でバランスをとっているようにも思えないので、非常に不思議な体験。
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