昨晩は茨城県の結城酒造株式会社さんが醸す、結ゆい(むすびゆい)「純米吟醸」備前雄町ひやおろしをいただきました。
ここのところのお気に入り銘柄「結ゆい」から、ひやおろしが出ていたので赤磐雄町や山田錦の亀口直汲み生と共に購入いたしました。プチ結ゆいを楽しむ会で飲み比べ♪。
ここで「ひやおろし」についておさらいしておきます。ひやおろしとは、冬に搾ったお酒を劣化しないように火入れ(加熱殺菌)して貯蔵し、秋になり外気と貯蔵庫の中の温度が同じくらいになった頃に、瓶詰め時の二度目の火入れをしないで「冷や」のまま、大桶から樽に「卸(おろ)して」出荷したことから、呼ばれるようになりました。
現在は火入れ技術や冷蔵設備などの進化で、本当に美味しい「ひやおろし」が沢山出てきています。結ゆいも火入れの市販酒を審査するSAKE COMPETITION 純米吟醸酒部門で、2016・2017と2年連続SILVERとなっており火入れ技術の高さがうかがえます。楽しみです。
いつもの一合蛇の目猪口に、八分目ほど注ぎます。台風一過の雲一つない青空のように、綺麗に澄んでいます。
上立ち香は、程よく華やかに、青りんごのように香ります。なんと言う安定感のある香りなんでしょう。米違いではありますが、亀口直汲み生と飲み比べても、曇ることなくむしろ安心感さえあります。
含むと、…、来ましたぁ~。結ゆい定番のジュワっとくる甘味。一瞬だけ頬を重たくしたかと思いきや、すっきりと引き上げていきます。飲み比べた印象では、生よりもアルコールの感じ方に落ち着きがあり好感がもてます。
もう一度注意深く含む。まるで舌が多孔質ガラスろ過材にでもなったかのように、重力をも無視して全方向から甘味を吸い上げる。直後には表面は乾いているかのようにサラッとして収束。旨いっす。
※コストパフォーマンス部門 由紀の酒 Best of the year 2017 金賞受賞
結ゆい(むすびゆい)「純米吟醸」備前雄町ひやおろし データ
醸造元 | 結城酒造株式会社(茨城県結城市) |
---|---|
使用米 | 岡山県産備前雄町50%精米 |
日本酒度 | -1 |
酸度 | 1.5 |
アミノ酸度 | 0.8 |
アルコール度 | 16度以上17度未満 |
仕込水 | 鬼怒川系伏流水(軟水) |
杜氏 | 浦里美智子(兼蔵元) |
製造年月 | H29/09 |
容量 | 1.8L |
価格 | 3,200円(税別) |
購入 | はせがわ酒店 |
結ゆい(むすびゆい)「純米吟醸」備前雄町ひやおろしに関するリンク
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茨城県の結城酒造株式会社さんが醸す、結ゆい(むすびゆい)「純米吟醸」山田錦亀口直汲み無濾過生原酒を飲んだ感想。綿菓子の甘味のように、口中でなくなっていく様が実に面白い。最近飲んだ中ではもっとも甘い部類に入るが、ガス感も手伝ってか?、後半の切れ上がりも見事です。
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