昨晩は兵庫県の大関株式会社さんが醸す、大関(おおぜき)「純米」ワンカップにごり酒をいただきました。
由紀の酒でカップ酒?と思われるかもしれませんが、結構飲んで紹介しているんですよ~。以前はカップ酒のカテゴリも設けていたほどです。右上の検索窓に「カップ」と入れて検索してみてくださいね。7種類ほど出てくるはずです。ちなみに、「ワンカップ」は大関さんの登録商標です。
このお酒はブログ仲間の神奈川建一さんが、随所で非常にお勧めされていたので気になっていたお酒です。大手のカップ酒と言うことで、お手軽に購入できるだろうと高を括っていましたが、意外にも簡単には出会えませんでした。
季節限定ということで、その年は結局出会えず。
これは翌年(昨年の10月)にようやく見つけ、2本購入したうちの1本です。1本は購入してすぐに瞬殺しました。大手さんのお酒も比較的飲んでいるほうだと思っていましたが、大関さんははじめての紹介となります。
しばらく冷蔵庫で放置していたので上澄みもいけそうですが、わずかな量でもあるので開栓前にゆっくりと攪拌いたしました。いつもの一合蛇の目猪口ではなく、このままいただきます。にごりと言うことで当然「白」。放置の6ヶ月で黄変することもありませんでした。
上立ち香は、穏やかで非常にほのかながら、梅を思わせるように香ります。夏に飲んでも良さげな、すっきりした香り。
含むと、にごり特融のとろみのある口当たりながら、さらりとした甘さ。やや軽めのアルコール度数も相まって、想定以上に飲みやすい。特質すべきは、過ぎたることのない違和感のない甘さ。日本酒度から考えても、手につけばベタベタはするだろうが、口中では一切べたつかない。むしろサラサラと流れていき、ありがちな低精白な感じもありません。後半は、適度な余韻を残しながら収束。
もう一度注意深く含む。このさわやかな甘さ!、これはお洒落女子が花を撮影した「ゆるふわ写真」だ。おっさんでは到達できない感性。絶妙なふわふわ♪。旨いっす。
下の写真は酒好きのおっさんが、「ゆるふわ写真にチャレンジしたしてみた」の画です。この絵が撮れるまで、この記事が塩漬けになっていたのは言うまでもない。
この軽快さ…、やはり上澄みも飲んでおくべきだったと、なくなってから後悔しています。気になっていたカップ酒の半年熟成ですが、開閉頻度の高い冷蔵庫ながら、何の問題もありませんでした。
この日に合わせたのは、鶏ネギうま塩うどん。化学調味料無添加の丸鶏スープストックに、ネギにしっかり焼き目をつけてから焼いた鶏肉を入れました。うどんは冷凍さぬきうどん。最後に生たまごをおとしました。もう合わないわけがない、ネギと鶏の旨味。ここに大関のさらりととした甘味が絶妙でした。お試しあれ。
大関(おおぜき)「純米」ワンカップにごり酒 データ
醸造元 | 大関株式会社(兵庫県西宮市) |
---|---|
使用米 | 国産米78%精米 |
日本酒度 | -33 |
酸度 | 1.4 |
アルコール度 | 11度 |
仕込水 | 宮水(硬水) |
杜氏 | 藤井隆男(丹波杜氏) |
製造年月 | 2018年10月 |
容量 | 180ml |
価格 | 236円(税別) |
購入 | ローソン一宮光明寺店 |
大関(おおぜき)「純米」ワンカップにごり酒のYouTube
大関「純米」ワンカップにごり酒に関するリンク
日本酒ガイド > 兵庫県 > 大関(おおぜき)大関株式会社
大関(おおぜき)「純米」ワンカップにごり酒に関するブログ
お酒ミライ > 大関「ワンカップ 純米にごり酒」絶品カップ酒 そのトロみは…
しーたかの日本酒アーカイブ > Twitter界隈で話題(?)の『ワンカップ大関 純米にごり酒』は…
2006/08/20 志太泉(しだいずみ)「純米吟醸」にゃんかっぷ
静岡県の株式会社志太泉酒造さんが醸す、志太泉(しだいずみ)「純米吟醸」にゃんかっぷの感想。低酸な甘味とアルコールの辛味がバランス良く、軽やかな猫のステップを思わせる。
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