昨晩は群馬県の松屋酒造株式会社さんが醸す、流輝(るか)「純米大吟醸」Morpho(モルフォ)をいただきました。
由紀の酒-日本酒談義-では、オンライン日本酒会を開催させていただいております。その会のゴールデンウィークスペシャルとして、流輝の蔵元、松原さんにも参加いただけました。その時は残念ながら用意できなかったのですが、強烈に飲みたくなったので購入してきました。
流輝(るか)は池袋の日本酒BAR「希紡庵」で良く飲ませていただいておりましたが、自分の近場では扱っているところを知らないのでお取り寄せいたしました。流輝を我が家でじっくり頂くのは今回が初めてですが、実は平井城の隠し酒と桃色薫酒を飲んでおります。
流輝(るか)「純米大吟醸」Morpho(モルフォ) レビュー
開栓は9月7日で、二日が経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。色はほとんど付いておらず、綺麗な澄み方をしております。
上立ち香は、華やかに心地よく、林檎を思わせるように香ります。洋梨のようなイメージもあり、バランスの良い我が家好みの香りです。
含むと、…、ん?、綺麗!、そして爽やか。勝手ながら使用米の山田錦から想定していた膨らみではなく、大吟醸らしい線の細い細やかな描写。ほのかな甘みは雑味なく、全体像もノイズが乗ることはない。酸はそれと感じさせることなく、後半もすっきりと早めの収束。
もう一度注意深く含む。これは!背景のボケまで美しいZeiss Planarで捉えた朝顔だ。色数が多くはない分明快で、全体像はノイズがなく落ち着きがある。僅かに乗る朝露は爽やかで、美しいブルーから赤みへのグラデーションは、まるで見る角度で違って見えるかの様。旨いっす。
残念ながらこの朝顔のブルーはモルフォブルーのような見る方向によって様々に変化して見える「青い色と異方的な反射の広がり」によるものではなく、ヘブンリーブルー・アントシアニンと言う色素によるものだそうです。
この日合わせたのは、天然アユの塩焼き。父の友人からの頂き物で少々小さめではありますが、まずまずの香り。そしてホクホクの旨味とワタの苦みに、流輝のモルフォが染み渡る。思っていたより酒の香りも邪魔しません。お試しあれ。
コストパフォーマンス部門 由紀の酒 Best of the year 2020 金賞受賞
流輝(るか)「純米大吟醸」Morpho(モルフォ) データ
醸造元 | 松屋酒造株式会社(群馬県藤岡市) |
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使用酵母 | 10号系酵母 |
使用米 | 兵庫県産山田錦40%精米 |
日本酒度 | -2 |
酸度 | 1.4 |
アルコール度 | 15度 |
杜氏 | 松原広幸(兼蔵元) |
製造年月 | 2020/03 |
容量 | 720ml |
価格 | 2,050円(税別) |
購入 | 酒やの鍵本 |
流輝(るか)「純米大吟醸」Morpho(モルフォ) YouTube
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