昨晩は京都府の松本酒造株式会社さんが醸す、澤屋まつもと(さわやまつもと)「純米大吟醸」守破離山田錦2019BYをいただきました。
今回は幸運にも、IMADEYAさんがタイアップされて行われたZOOM蔵元飲み会の時の、6本セット(而今、新政、七本鎗、澤屋まつもと、田中六十五、焼酎)を購入できました。順に紹介していくシリーズ第四弾、澤屋まつもと(さわやまつもと)「純米大吟醸」守破離山田錦2019BYです。
2020年12月。このお酒を醸された松本日出彦氏とそのご尊父(代表取締役)が志半ばで蔵を去ることになりました。理念と技術が変わることになるので、この世界観のお酒が飲めるのは当面なくなってしまいそうです。
尚、以前は精米歩合の表示と共に純米大吟醸となっていたことから、由紀の酒では分類の便宜上「純米大吟醸」と表示させていただいておりますが、製品にその表記はありません。
2020年05月03日に行われたZOOM蔵元会ですが、相当な数の方が参加していたことから蔵元との交流が図れるわけではなく、話をお聞きするだけといった感じでした。そのため、この時に開栓したのは自分が乾杯のお酒にした「而今」だけです。
澤屋まつもと(さわやまつもと)「純米大吟醸」守破離山田錦2019BY レビュー
開栓は12月17日(木)で上槽からは時間が経過していますが、開けたてです。いつもの一合蛇の目猪口に、八分目ほど注ぎます。非常に細かい気泡が舞っています。落ち着くと、色はほとんどなく、綺麗な澄み方をしております。
上立ち香は、程よく穏やかにラムネのように香ります。ライチのような雰囲気も混ざり、酸の存在をほのめかしてきます。
含むと、…、ほのかなガス感、そしてじわりと高貴な甘味。このところ甘味少なめのお酒が多かったこともあって、決して多くはない甘味ですが、じわじわ妖しく伝わってきます。直後に美しく透過された酸が両手を広げ、すべてを拭い去り収束。いい雰囲気のバランスです。
もう一度注意深く含む。この透過された美しい発色。これはZEISSのApo Sonnarで捉えたガクアジサイだ。妖艶でありつつ高貴なイメージまである紫の色合い。独特の世界観。旨いっす。
この日合わせたのは、市販の岐阜タンメンのスープで作った鍋。塩ベースで野菜たっぷりの鍋は、野菜独特の甘味。この自然な甘みに澤屋まつもとが融合。お試しあれ。
澤屋まつもと(さわやまつもと)「純米大吟醸」守破離山田錦2019BY データ
醸造元 | 松本酒造株式会社(京都府京都市伏見区) |
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使用米 | JAみのり管内山田錦50%精米 |
使用酵母 | - |
日本酒度 | +3 |
酸度 | 1.3 |
アミノ酸度 | - |
アルコール度 | 15度 |
仕込水 | 鴨川水系木津川水系伏流水(中硬水硬度75) |
杜氏 | 松本日出彦(兼蔵元) |
製造年月 | 2019/12 |
出荷年月 | 2020/04 |
容量 | 720ml |
価格 | 14,000円(6本合計、税、送料、参加費込み)1,700円(税別) |
購入 | IMADEYA |
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