昨晩は石川県の松浦酒造有限会社さんが醸す、獅子の里(ししのさと)「純米大吟醸」播州愛山27BYをいただきました。
ゴールデンウィークということで、山中温泉に遊びに行ってきました。この地を訪れた時には必ず寄らせていただく松浦酒造さん。しかし今回は子どもたちの学校が、終わってからの出発となる5月2日。着いたのが6時過ぎと言うことで、残念ながら蔵に併設している小売部も終わっていました。
獅子の里を飲んでは温泉に入り、温泉に入っては獅子の里を飲む、は叶いませんでしたが、翌日小売部に寄らせてもらい、いつものこのお酒を購入。自宅でじっくりと頂いております。
愛山という酒米をもう一度おさらいしておくと、母株(種子親)に「愛船117」、父株(花粉親)に「山雄67」を用いて交配され、翌1942年にF1個体が養成された。その後の育成経過は野帳などの資料が残っていないため不明。山雄67号は母株(種子親)に「山田錦」、父株(花粉親)に「雄町」を用いて交配されたことから、愛山は山田錦と雄町の孫にあたる。
米が柔らかいため仕込みで溶けやすく、甘味が出ると言うイメージがありますが、後半に独特の苦みを伴うと言われています。
同封されていた口上を引用します。
酒造好適米「愛山」は、ダイヤモンドの如く大粒で心白が大きい大変貴重な酒米です。デリケートで造りが難しいものの、ゆったりとした奥深さ、繊細さをもつ、やさしい味わいのお酒です。冷や(5℃)から常温(15℃)へと移り行く味わいをお楽しみください。
ゆったりとした奥深さ♪、以前飲んだ時のイメージが思い浮かびます。楽しみです。
上立ち香は、比較的穏やかながら上品に白桃のように香ります。ヘッドスペースのあるグラスでスワリングした時にはマスカットのようでもありました。いい香りが出ています。
含むと、何ともまるい。今にも壊れそうな薄い膜の輪郭に、その空間では収まりきらないとばかりに心地よい甘味が広がる。空間から平面に、薄く引き伸ばされた甘味から見え始める酸味に頬がじんとする。
もう一度注意深く含む。さっきよりも若干温度が上がっていることもあってか、やはり広がる!。今までのイメージではもう少し枠がしっかりしており、シャンとしていた感覚が残っているが、今回は溶けたような甘味が伸びる。この度合いは口上通り、温度で制限できるところも面白い。枠があってシャンとしているイメージが好きな人には、やや冷えすぎかなという5℃で。ふんだんにあふれる甘味をって方には、15℃で幸せになれます。旨いっす。
獅子の里(ししのさと)「純米大吟醸」播州愛山27BY データ
醸造元 | 松浦酒造有限会社(石川県加賀市) |
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使用米 | 兵庫県産愛山50%精米 |
使用酵母 | 自家培養酵母 |
日本酒度 | +2 |
酸度 | 1.4 |
アルコール度 | 16度 |
仕込水 | 薬水(超軟水) |
杜氏 | 松浦文昭(兼蔵元) |
製造年月 | 2016/04 |
容量 | 720ml |
価格 | 3,000円(税別) |
購入 | 松浦酒造有限会社 |
獅子の里(ししのさと)「純米大吟醸」播州愛山に関するリンク
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獅子の里(ししのさと)「純米大吟醸」播州愛山に関するブログ
2012/05/04 獅子の里「純米大吟醸」播州愛山23BY
2008/01/12 獅子の里「純米大吟醸」播州愛山
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